食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03540760149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)及び欧州疾病管理予防センター(ECDC)、2010年版人獣共通感染症、人獣共通感染病原体、集団食中毒の傾向及び原因に係る欧州連合総括報告書を公表
資料日付 2012年3月8日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)と欧州疾病管理予防センター(ECDC)は3月8日、2010年版人獣共通感染症、人獣共通感染病原体、集団食中毒の傾向及び原因に係る欧州連合総括報告書を公表した(442ページ、2012年2月21日承認)。概要は以下のとおり。
 EFSAとECDCは、EU加盟27か国及びEU非加盟4か国から提出された2010年の人獣共通感染症及び集団食中毒の発生に関する情報を分析し、人獣共通感染症15疾病の報告書をまとめた。
 2010年には、ヒトのサルモネラ症患者は99
,020人の報告があり、患者数は減少の傾向にある。多くの加盟国はサルモネラ削減目標を家きんに置き、サルモネラ属菌はこの集団で減少している。食品では、サルモネラ属菌は生の鶏肉や七面鳥肉から最も多く検出された。
 カンピロバクター症は212
,064人と、患者の報告数が最も多かった。カンピロバクターは生の鶏肉から検出されることが最も多い。リステリア症患者はわずかに減少し、1
,601人であった。リステリア菌は、市販の非加熱喫食用食品から法的安全上限値を超えて検出されることがほとんどなかった。ベロ毒素産生性大腸菌(VTEC)感染確定症例は総計4
,000人が報告され、その数は2008年以降増加している。VTECは食品及び動物でも観察されている。エルシニア症患者数は近年減少しており、2010年は6
,776人が報告された。エルシニア・エンテロコリチカは豚肉及び豚から分離された。ヒトのウシ型結核が133人、ブルセラ症が356人報告されている。牛でのウシ型結核病の有病率は増加し、牛、めん羊、山羊でのブルセラ病有病率が減少した。
 トリヒナ症、エキノコックス症はそれぞれ、223人、750人の確認症例が出ている。これらの寄生虫は主に野生動物から検出されている。Q熱患者は1
,414人に減少した。動物ではQ熱は反すう家畜動物から検出されている。2010年は狂犬病患者が2人発生し、動物の狂犬病はわずかに増加している。
 集団食中毒報告件数5
,262件の大部分は、サルモネラ属菌、ウイルス、カンピロバクター、細菌性毒素によるもので、主な原因食品は卵、ビュッフェ料理、野菜であった。
 当該報告書は以下のURLから入手可能。
Http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/2597.pdf
 欧州疾病予防管理センター(ECDC)のプレスリリースは以下のURLから入手可能。
http://www.ecdc.europa.eu/en/press/news/Lists/News/ECDC_DispForm.aspx?List=32e43ee8%2De230%2D4424%2Da783%2D85742124029a&ID=576&RootFolder=%2Fen%2Fpress%2Fnews%2FLists%2FNews
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)、欧州疾病管理予防センター(ECDC)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/2597.htm
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