食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03540120364
タイトル 台湾行政院農業委員会、ラクトパミンに関する諮問会議を開催した旨公表
資料日付 2012年3月3日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  台湾行政院農業委員会は3月3日、ラクトパミンの安全性について議論する技術諮問チームの第3回目となる会議を開催した旨公表した。今回の会議は、民間団体が推薦する医師2人を招き、生中継で公開された。結論の概要は以下のとおり。
1. 参加者は第1回及び第2回の会議の議事録の内容を確認した上で、ラクトパミンにより動悸の副作用が生じるのは、海外の文献によるとヒトが5
,000μg以上を直接服用した場合であると説明した。現在閲覧可能な文献には、ヒトがラクトパミンを含む肉を喫食した場合の大規模な疫学研究はなく、食中毒事例の報告もなかった。また、ヒトにおいて、ラクトパミンの半減期は短く、24時間以内に80%以上が排出される。
2. ADE(訳注:Adverse Drug Event)サイトにおいて、米国で2000年から2011年までに17万頭の豚が死亡、あるいは罹患したとの記載があることについて
(1)ADEサイトは市民が自由に書き込めるサイトであり、科学的に証明されたものではない。上記記載も科学的な審査を経たものではないため、ラクトパミンと豚の罹患及び死亡との関連性は更なる検証を待たなければならない。
(2)報告のあった17万頭の豚のうち、ラクトパミンと関連する死亡例、確定例、疑い例、可能性例はどれくらいなのか、米国に説明を求める。
3. ラクトパミンを含む飼料を与えると、豚の行動に変化がみられたとの記載については、豚がラクトパミンを含む飼料を食べたことにより、緊迫感や攻撃性が高まる頻度が増加したと考えられる(ただし、動物に限った観察である)。
地域 アジア
国・地方 台湾
情報源(公的機関) 台湾行政院農業委員会
情報源(報道) 台湾行政院農業委員会
URL http://www.coa.gov.tw/show_news.php?cat=show_news&serial=coa_diamond_20120303224719
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