食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03530400149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分の海藻抽出物のリスク評価のピアレビューに関する結論を公表
資料日付 2012年1月10日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月10日、農薬有効成分の海藻抽出物(Sea-algae extract)のリスク評価のピアレビューに関する結論(2011年12月6日付け)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 海藻抽出物は、再評価プログラム第4段階にある295物質の1つである。海藻抽出物は2009年9月1日、指令91/414/EECの附属書I(訳注:植物防疫製剤への含有を認可された有効成分のリスト)に収載され、法令改正に伴い、規則(EC) No 1107/2009に従って認可されたとみなされている。EFSAは、欧州委員会(EC)が提出した検証報告書素案(Draft review report)に関する見解を2012年12月31日までに出すよう求められている。ECによる検証報告書素案は、報告担当加盟国が評価報告書素案(Draft Assessment Report: DAR)で提示した初期評価の結果として作成された。したがってEFSAは、当該DARのピアレビューを組織した。ピアレビューの結論は本報告書で述べられる。
2. 本報告書の結論は、申請者が提案したいんげんまめに対する植物成長調整剤としての海藻抽出物の代表的用途の評価に基づいて出された。
3. 有効成分の同定及び物理化学的性状、原体規格並びに分析法のセクションで、指令91/414/EECの附属書IIで定められた要件の融点、沸点、分解温度、蒸気圧、ヘンリー定数、スペクトル、水溶解性、有機溶剤における溶解性、オクタノール/水分配係数、加水分解性、光分解性、量子収率及び解離定数にデータギャップが特定された。製剤の低温安定性、加速貯蔵前後の希釈安定性、及び寿命試験がデータギャップとして特定された。
4. 哺乳動物毒性のセクションで、海藻類のMacrocystis integrifoliaについて毒性学的試験を免除する用途に関する情報、及び海藻類3種(Ascophyllum nodosum、Laminaria digitata及びMacrocystis integrifolia)に関する医療データについてデータギャップが特定された。
5. 残留物のセクションでは、懸念領域もデータギャップも特定されなかった。
6. 海藻抽出物に毒性作用機序はなく、それ自体に毒性学的懸念はない。海藻類は、重金属、青緑色藻類やシアノバクテリア由来の二次代謝産物が産生する毒素、及び病原体等の毒性学的懸念を有する汚染物質が潜在的に存在する様々な自然環境下で採捕されるため、毒性学的評価は、製造加工によって当該抽出物に食品用の品質が確保されていることを前提にしている。海藻抽出物は薬草としても使用されているが、その(有益又は有害)作用について知見は提出されていないため、医療データについてデータギャップが特定された。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/2492.pdf
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