食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03530390149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、微生物農薬有効成分のメタリジウム菌BIPESCO 5株/F52株のリスク評価のピアレビューに関する結論を公表
資料日付 2012年1月10日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月10日、微生物農薬有効成分のメタリジウム菌(Metarhizium anisopliae var. anisopliae) BIPESCO 5株/F52株 (訳注:両菌株ともオーストリアでコドリンガ(学名:Cydia pomonella、英名:Codling moth)から分離された) のリスク評価のピアレビューに関する結論(2011年12月7日付け)を公表した。概要は以下のとおり。
1. メタリジウム菌BIPESCO 5株/F52株は、再評価プログラム第4段階にある295物質の1つである。メタリジウム菌株BIPESCO 5株/F52株は2009年5月1日、指令91/414/EECの附属書I(訳注:植物防疫製剤への含有を認可された有効成分のリスト)に収載され、法令改正に伴い、規則(EC) No 1107/2009に従って認可されたとみなされている。EFSAは、欧州委員会(EC)が提出した検証報告書素案(Draft review report)に関する見解を2012年12月31日までに出すよう求められている。ECによる検証報告書素案は、報告担当加盟国が評価報告書素案(Draft Assessment Report: DAR)で提示した初期評価の結果として作成された。したがってEFSAは、当該DARのピアレビューを組織した。ピアレビューの結論は本報告書で述べられる。
2. 本報告書の結論は、申請者が提案した様々な作物において害虫を防除するメタリジウム菌BIPESCO 5株/F52株の代表的用途の評価に基づいて出された。
3. 当該微生物の同定情報・生物学的性質・物理的性状・原体規格・分析法のセクションにおいて、汚染微生物・汚染病原体・汚染毒素に関するデータ、当該微生物の菌株レベルの明確な同定方法、様々なその他の方法、製剤の保存安定性、製剤の様々な物理化学的性状に関するデータギャップが残っている。
4. 哺乳動物毒性のセクションでは、重要な懸念領域もデータギャップも特定されなかった。しかし、毒素産生性を排除することができず、したがってヒトに対するリスクの評価を完了できない。
5. 当分の間、重要な懸念領域は特定されないが、セクション1(訳注:同定等に関する領域)及びセクション2(哺乳動物毒性)における毒素に関する問題に十分に取り組まれていないため、消費者リスク評価は食用作物について継続中である。
6. 毒性学的試験に使用されたバッチの詳細な分析データが利用可能ではない。しかし、毒性学的に関連する病原性微生物汚染が、微生物汚染について国際的(たとえば経済協力開発機構(OECD))に認められたレベル未満に保持されていることを証明する適切な品質管理が当該バッチになされているという条件で、追加の知見は不要である。メタリジウム菌から他の生物への遺伝物質の伝播の潜在性に関する知見が提示されていない。当該真菌は病原性であることが示されていないため、このことはヒトの健康に対する懸念ではない。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/2498.pdf
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