食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03530350149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分メタアルデヒドの様々な作物に対する既存の残留基準値の修正に関する理由を付した意見書を公表
資料日付 2012年1月6日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月6日、農薬有効成分メタアルデヒド(Metaldehyde)の様々な作物に対する既存の残留基準値の修正に関する理由を付した意見書(2011年12月21日付け)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 評価担当加盟国(EMS)のオーストリアが、メタアルデヒドの既存MRLを修正する申請を2社から受けた。De Sangosse SA社がレタス及びその他のサラダ菜、ほうれんそう及び類似野菜のグループ、並びに全ハーブ類に対するメタアルデヒドの既存MRLを修正する申請を提出し、Lonza Cologne GmbH社は、いちご、ばれいしょ、コールラビ及びなたねに対するメタアルデヒドの既存MRLを修正する申請を提出した。EMSは、フランス国内におけるこれらの作物に対するメタアルデヒドの意図された使用に適応するため、なたねに対するMRLを0.5mg/kgに、ばれいしょ及びコールラビに対するMRLを0.1mg/kgに、レタス及びその他のサラダ菜、ほうれんそう類、並びにハーブ類に対するMRLを2mg/kgにそれぞれ引き上げることを提案した。いちごについて既存MRLを修正する必要性は確認されなかった。
2. メタアルデヒドの毒性学的プロファイルが指令91/414/EECに基づくピアレビューの枠組みの中で評価され、0.02mg/kg体重/日の一日摂取許容量(ADI)及び0.3mg/kg体重の急性参照用量(ARfD)を算定するデータは十分であった。
3. ピアレビューの枠組みの中で、主要作物におけるメタアルデヒドの代謝について、てんさい(根菜類)、いちご(果実類)、レタス(葉菜類)、稲及び小麦(穀類)、並びになたね(油糧種子類)で調べられた。メタアルデヒドは炭素原子を自然に取り込んで広範囲にわたって代謝されることが代謝データによって立証されている。有意な代謝物は存在しなかった。ピアレビューは、リスク評価及び規制対象の残留物を親化合物のメタアルデヒドのみとすることが望ましいと結論づけた。検討対象作物への使用について、メタアルデヒドの代謝は十分に解明されおり、ピアレビューによって設定された残留物定義は適用可能であるとEFSAは結論づける。
4. 検討対象作物に対するメタアルデヒドの意図された使用によって消費者の暴露量が毒性学的参照値を超えることはなく、したがって公衆衛生上の懸念をもたらすことはないとEFSAは結論づける。
5. EFSAは、規制対象の残留物定義をメタアルデヒドとして、ばれいしょ:0.15mg/kg、レタス及びあぶらな科野菜を含むその他のサラダ菜:2mg/kg、ほうれんそう及び類似野菜:2mg/kg、ハーブ類:2mg/kg、なたね:0.6mg/kg等のMRL案を勧告する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/2515.pdf
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