食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03530290149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品中の化学物質の異なる作用機序による複合作用に関する最新の科学的知見の調査及び関連する累積リスク評価を行うための科学的手法についてEFSAに提出された科学的報告書を公表
資料日付 2012年1月31日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月31日、食品中の化学物質の異なる作用機序による複合作用に関する最新の科学的知見の調査及び関連する累積リスク評価を行うための科学的手法について、ロンドン大学からEFSAに提出された科学的報告書(2012年1月23日公表容認、300ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 本プロジェクトの目的は、(1)食品中の化学物質の異なる作用機序による複合作用に関する最新の科学的知見をとりまとめ、(2)関連する累積リスク評価(CRA)を行うための科学的手法を提案することである。
2. 関連性を有する実験的な混合物研究を特定するために系統的文献検索が行われ(タスク1)、この作業は、最新の科学的知見のとりまとめの基礎として役立った(タスク2)。最も重要なことは、CRAにおける保守的な(訳注:より安全側に立った)標準的手法として用量加算(DA)を用いることの妥当性を裏付け、独立作用(IA)の概念がDAより保守的である正確な予測を提示する事例が現在ないことを確認することである。DAに基づいた予測とIAに基づいた予測の定量的差異が詳細に解析され、この解析によって、実際に予測される可能性がある定量的差異は小さいと示唆された。
3. 現在用いられているグループ化の手法(タスク3)及びCRAの手法(タスク4)の決定的な特徴を特定するために、これらの手法が検証された。DAの概念から派生した評価手法の実用的な運用に基づき、類似作用を有する化学物質と不同作用を有する化学物質の評価を統合する手法が提案される。この手法には、階層化された枠組みが組み込まれている。下位層においては、調査中の暴露シナリオにおける化学物質の共起によって化学物質のグループ化が進められる。上位層においては、共通する悪影響を誘発する化学物質を同じグループに入れることが望ましい。この提案を、3例の事例研究で説明する。
4. 結論と勧告
 (1)CRA手法、及び(2)不同作用を有する化学物質の組合せのためにDAから派生した階層化された枠組みによる解析を活用することは実行可能であり、正当化される。作用機序(推定されることもよくある)に関わりなく、規制慣行において混合物を扱うための統合した手法が1つ存在する可能性がある。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/doc/232e.pdf
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