食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03520470482
タイトル 香港食物環境衛生署食物安全センター、比較的リスクの高いパン及びサンドイッチの微生物学的品質に関する研究の結果を公表
資料日付 2011年12月15日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  香港食物環境衛生署食物安全センターは12月15日、消費者委員会と合同で実施した、比較的リスクの高いパン及びサンドイッチの微生物学的品質に関する研究の結果を公表した。概要は以下のとおり。
1. 本研究では、比較的リスクが高く、かつ比較的よく見られるパン及びサンドイッチの微生物学的品質ついて検討した。研究の目的は、業者のこれら食品の取扱いに関する意識を高めることにある。
2. 2011年6月から8月までに、香港各地の飲食店、スーパーマーケット、ベーカリーショップ(チェーン店、個別店)から採取した113検体について、好気性細菌数(aerobic colony count)、大腸菌数(総数)、黄色ブドウ球菌、セレウス菌の検査を行った。また、肉類や鶏卵を含む検体についてはサルモネラ属菌を、海産物を含む検体については腸炎ビブリオの検査も行った。本研究では、食物安全センターが2007年に公表した「非加熱喫食調理済み食品の微生物含有量ガイドライン」に基づき、微生物学的品質を評価した。ガイドラインでは微生物学的品質をA~D級(※)の4段階に分けている。
3. 113検体のうち、ほとんどの検体(96%)は微生物学的品質がA級又はB級だった。しかし、4検体(ココナッツクリームパン3検体、ホットドッグ1検体)は好気性細菌数又は黄色ブドウ球菌の値が高めで、微生物学的品質はC級だった。
4. これらの結果から、焼き上がり後の汚染、長時間の室温保存、不衛生な取扱いによりパン及びサンドイッチの微生物学的品質が低下する可能性が示された。このため、食品業界はパン及びサンドイッチを作る過程において、正しい衛生習慣を保つことが必要である。食物安全センターは、「パン及びサンドイッチを安全に製造するための業界向けガイドライン」の草案を既に公表しているが、意見募集後に、業界へ配布し、ホームページ上で公開する予定である。
5. 市民への助言:省略
6. 業界への助言:省略
 プレスリリースの英語版は以下のURLから入手可能。
http://www.cfs.gov.hk/english/programme/programme_rafs/programme_rafs_fm_01_18.html
(※)微生物学的品質
A級:食品検体の微生物学的状態は満足できるレベル。
B級:食品検体の微生物学的状態は満足できるレベルに達していないが、許容できるレベルであり、ヒトの食用に供することができる。
C級:食品検体の微生物学的状況は満足できないレベル。施設のライセンス取得者は原因を調査し、改善するための措置を講じなければならない。
D級:食品検体の微生物学的状況は許容できないレベル。食品検体に含まれる病原菌数は許容できるレベルを上回り、喫食したヒトの健康を害する場合がある。当局は、施設のライセンス取得者へ勧告する他、警告文の発出やその他執行措置を図るよう検討する。
地域 アジア
国・地方 香港
情報源(公的機関) 香港食物環境衛生署食物安全センター
情報源(報道) 香港食物環境衛生署食物安全センター
URL http://www.cfs.gov.hk/sc_chi/programme/programme_rafs/programme_rafs_fm_01_18.html
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