食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03520420149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、特集記事「EUの措置はヒトのサルモネラ症の半減に貢献」を公表
資料日付 2012年1月30日
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分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月30日、特集記事「EUの措置はヒトのサルモネラ症の半減に貢献」を公表した。概要は以下のとおり。
1.主な公衆衛生上の脅威
 ヒトのサルモネラ症は、2005年まで欧州連合(EU)において年間約20万人の患者を出す最も一般的な食品媒介性疾患であった。EUでは、ヒトのサルモネラ症による全体的な経済的負担は年間30億ユーロの高額にのぼると推定されている。サルモネラ症は人獣共通感染症の1つであり、動物とヒトの間で直接又は間接的に感染しうる病気又は感染症である。この細菌は、一般的に健康な鳥類や哺乳類の腸から検出され、汚染された卵及び肉(最も頻度が高いのは家きん肉や豚肉)を介してヒトに広がる可能性がある。通常の症状は発熱、下痢及び腹部けいれんである。
2.EFSAの科学的支援を受けてのEUの協調行動
 ヒトのサルモネラ症を抑制するためには、動物及び畜産食品におけるサルモネラ属菌を低減させて、食品を消費者にとってより安全にすることが重要である。2003年にEUは人獣共通感染症に対し総括的な管理措置を設定し、サルモネラ属菌を最優先に設定した。フードチェーンにおけるサルモネラ属菌低減を支援するために、EFSAは感染動物からの公衆衛生上のリスクに関して助言し、家きん及び家きん肉での低減目標及びサルモネラ属菌制御のためのワクチン及び抗生物質の使用など、管理及び低減措置に関する提言を行った。
3.ヒト及び動物におけるサルモネラ属菌の有意な減少
 すべてのEU関係者による協調的な取組は、重要な結果をもたらした。すなわち、ヒトのサルモネラ属菌の症例はEUにおいて5年間(2004~2009年)でほぼ半分に減少している。同時に、家きん、特に採卵鶏におけるサルモネラ属菌の保菌率は、有意に減少した。EFSA及び欧州疾病予防管理センター (ECDC)は、一年単位で、さまざまな動物群でのサルモネラ属菌に対して設定されている削減目標を達成させる状況及び進捗をさらに監視するために、加盟国から集めたデータの分析を継続している。必要な場合の新しい低減オプション及び削減目標の評価を含むEFSAの継続した科学的研究は、この公衆衛生上の脅威とさらに闘うために欧州委員会(EC)及び加盟国が既存の目標及び他の管理オプションの可能な見直しを考慮する上で役立つ。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/120130d.htm
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