食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03510710149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、食品及び飼料中のトリコテセン系マイコトキシンT-2及びHT-2毒素の存在に係る動物衛生及び公衆衛生リスクに関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2011年12月19日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は12月19日、食品及び飼料中のトリコテセン系マイコトキシンT-2及びHT-2毒素の存在に係る動物衛生及び公衆衛生リスクに関する科学的意見書(2011年11月30日採択、187ページ)を公表した。概要は以下のとおり。 1. T-2及びHT-2毒素は、様々なFusarium属菌によって穀類に産生されるかび毒である。欧州委員会(EC)は、食品及び飼料中のT-2及びHT-2毒素の存在に関連するヒトの健康及び動物衛生に対するリスクについて科学的意見をEFSAに求めた。 2. 2005年~2010年に欧州22ヶ国から採集された食品、飼料及び未加工の穀物中におけるT-2及びHT-2毒素の総量についての分析結果が評価に使われた。T-2及びHT-2毒素の総量について最も高い平均濃度は、穀物及び穀物製粉製品(特にえん麦及びえん麦製品)に認められた。穀物及び穀物を主成分とする食品(特にパン、焼き洋菓子、穀物製粉製品及び朝食シリアル)がT-2及びHT-2毒素の総量に対するヒトの暴露量に大きく寄与していた。 3. T-2毒素は、数々の代謝産物(HT-2毒素が主要代謝物)へと迅速に代謝される。豚は、T-2毒素の作用に対して最も感受性の高い動物の一つで、最も感受性の高いエンドポイントは免疫学的影響及び血液学的影響である。「フードチェーンにおける汚染物質に関する科学パネル」(CONTAMパネル) は、これらのデータ及びベンチマーク用量解析を用いて、T-2及びHT-2毒素の総量について100ng/kg体重のグループ耐容一日摂取量(TDI)を設定した。 4. 利用可能な発生データに基づき、T-2及びHT-2毒素の総量に対するヒトの食事経由慢性暴露量の推定値は、当該TDI未満であった。利用可能な発生データに基づくと、両毒素の総量に対する豚、家きん、イヌ及び馬の推定暴露量に衛生上の悪影響を及ぼす低リスクがある一方、両毒素の総量に対する反すう動物、うさぎ及び養殖魚類の推定暴露量が衛生上の懸念である可能性は低いと考えられる。ネコについて、T-2及びHT-2毒素に対する暴露量に由来する衛生上のリスクを評価することはできない。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/2481.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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