食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03510700149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食用及び飼料用穀類中の麦角アルカロイド類に関する調査についてEFSAに提出された科学的報告書を公表
資料日付 2011年12月8日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は12月8日、食用及び飼料用穀類中の麦角アルカロイド類(Ergot alkaloids)に関する調査について、ベルギーのGhent 大学からEFSAに提出された科学的報告書(2011年12月2日に公表容認、112ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 食用及び飼料用の穀類及び穀類製品の試料803件が麦角アルカロイド類の存在について調べられた。
2. 試料は、2010年8月から2011年5月まで、ベルギー、チェコ共和国、デンマーク、フィンランド、ドイツ、オランダ、ポーランド、スイス、エストニア、フランス、スウェーデン、イタリア及び英国の欧州13か国で収集された。当該試料には、製粉所で収集したライ麦飼料148件、ライ麦食品182件、小麦飼料137件、小麦食品127件、ライ小麦飼料27件の各試料(主として2010年の収穫物及び比較的少量の2009年の収穫物)、並びにベルギーの店舗で収集した食料品182件が含まれた。ベルギーの店舗から収集した試料には、様々な国で生産された様々な種類の製品、すなわちライ麦パン(19試料)、ライ麦粉(21試料)、小麦パン(21試料)、小麦粉(22試料)、小麦ふすま(18試料)、ビスケット(30試料)、クリスプブレッド(8試料)、雑穀パン(17試料)、雑穀粉(14試料)、雑穀フレーク(12試料)が含まれる。最も主要な麦角アルカロイド類であるエルゴメトリン(Ergometrine)、エルゴシン(Ergosine)、エルゴタミン(Ergotamine)、エルゴコルニン(Ergocornine)、エルゴクリプチン(Ergokryptine)、エルゴクリスチン(Ergocristine)及びそれらのエピマー体を同時に測定でき、対象基質について妥当性が確認された高速液体クロマトグラフィー-タンデム質量分析法 (LC-MS/MS)を用いて、全試料が分析された。
3. 麦角アルカロイド類は、総アルカロイド濃度が1~12
,340μg/kgの範囲で、ライ麦飼料の52%、ライ麦食品の95%、小麦飼料の34%、小麦食品の86%、ライ小麦飼料の48%及び店舗から収集した食料品の76%に存在していた。高頻度で食品試料に汚染が観察されたが、飼料試料とりわけスイス産のライ麦飼料に高濃度の麦角アルカロイド類が見いだされた。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/doc/214e.pdf
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