食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03510080343 |
タイトル | フランス衛生監視研究所(InVS)、南フランス(地中海に面した)ラングドック・ルシヨン地域圏における鉛中毒症調査結果を発表 |
資料日付 | 2012年1月11日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス衛生監視研究所(InVS)は1月9日、衛生監視報告書(Bulletin de veille sanitaire:BVS)ラングドック・ルシヨン地域圏版、鉛中毒症特集号、2011年12月号で、当該地域圏における鉛中毒症調査結果を発表した。目次は以下のとおり。 1.論説 2.国における子供の鉛血中濃度サーベイランス体制 3.[囲み記事] 2008~2009年におけるフランスの子供の鉛生体内残留量(体内負荷量) 4.ラングドック・ルション地域圏における子供の鉛中毒検査。2006年~2009年のデータ分析 5.地域集中調査による子供の鉛中毒の割り出し:エロー県のベズィエ(Beziers)の例 6.高暴露リスク地域の子供及び妊婦をターゲットにしたスクリーニング政策。オード県におけるフィージビリティ・スタディ 7.鉛暴露リスク要因 [子供の鉛暴露要因] 子供の主な鉛暴露源は、湿気や老朽化で劣化した、また、工事で粉末が飛散した鉛を含んだペンキである。体内取込み(contamination)は一般的には飛散粉末によるものであるが、稀にはペンキの剥離片を食べることによるものもある。後者の剥離片を食べてしまうことが、急性で高い暴露の原因になる。 塩基性炭酸塩(鉛白:胃液で溶ける。18世紀から1948年まで建物の内装や外装に広く使用されていた。)が最も高い暴露源である。フランスでは1993年に販売が完全に禁止された。酸化鉛(鉛丹:胃液に非常に溶けやすい。金属の保護に広く使用された。建物の内装にはあまり使用されない。)や溶けにくい他の鉛化合物は最近まで使用されていたが、一般向けの販売や輸入は禁止されている。 子供の暴露源としてはペンキの他に、鉛白を含んだ塗料、コーキング材、ニスや防湿用の薄い鉛シートの入った壁紙、バルコニーや窓枠などの防水用の鉛シート、鉛を含んだ水道配管がある。 老朽化した住宅に住み、異食症の子供は非常に高い鉛暴露の懸念がある。 他の高い鉛暴露は: ・工場や工場跡地:工場から排出された粉塵や排水に汚染した空気や土壌が原因の経気道、経口摂取、鉛汚染土の経口摂取など ・文献からの知見では、伝統的薬品や化粧品、工芸食器、両親の職業やレジャーによる暴露など ・水道配管(鉛を含んだ配管からの溶出) 特定の暴露源が無い場合、子供の主要暴露源は食品である。 [妊婦の鉛暴露リスク要因] 妊娠時にあったかもしれないそれまでの暴露のほかに、主要な体内取込みの原因としては職業暴露、レジャーによる暴露、化粧品の使用、サプリメント又は伝統医薬、鉛を溶出する可能性がある調理容器・食器、妊娠期の異食症(粘土、土、石膏、ペンキ剥離片など)及び妊娠期間中の住居のリニューアル工事などが考えられる。 8.[囲み記事] 規制と実施 9.略号リスト 10.お役立ちリンク |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス衛生監視研究所(InVS) |
情報源(報道) | フランス衛生監視研究所(InVS) |
URL | http://www.invs.sante.fr/content/download/26775/143154/version/3/file/bvs_saturnisme_lr_04_2012.pdf |
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本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
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掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
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