食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03500070149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、香料グループ評価74改訂2:単純脂肪族スルフィド類及びチオール類の検討に関する科学的意見書を公表
資料日付 2011年12月19日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は12月19日、香料グループ評価74改訂2(FGE.74Rev2):EFSAがFGE.08 Rev3で評価した化学物質グループ20の、追加の酸化官能基を持つ又は持たない脂肪族及び脂環式のモノ、ジ、トリ及びポリスルフィドと構造的に関連するFAO/WHO合同食品添加物専門会議(JECFA)で評価された単純脂肪族スルフィド類及びチオール類の検討に関する科学的意見書(2011年11月24日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
 EFSAの「食品接触材料、酵素、香料及び加工助剤に関する科学パネル」(CEFパネル)は、JECFAによって2000年以降に評価された香料物質の評価を検討し、委員会規則(EC)No.1565/2000の規定に従い、さらなる評価が必要かどうか決定することを要請された。本FGEの最終改訂の公表以降に、EFSAは、現行のFGE.74に含まれる追加の1物質(硫化ジアリル)の評価を要請された。したがって、今回、1999年の第53回と2003年の第61回のJECFA会議によって評価された19の単純脂肪族スルフィド類及びチオール類のグループについて検討している。これらの物質は、構造活性相関、現在の用途からの摂取量、毒性学的懸念の閾値、及び代謝と毒性に関する入手可能なデータに関する情報を統合する段階的手法で評価された。
 パネルは、本FGEで検討された8物質に関しては、JECFAによって実施された評価手順の適応に同意し、MSDI法(訳注:香料の年間生産量から摂取量を推定する手法)に基づいて、「香料物質としての推定摂取量において安全性に懸念はない」とのJECFAの結論に同意している。ステップB5(MSDI<1.5μg/人/日)でJECFAによって安全の懸念はないと評価された1物質(硫化ジアリル)に関しては、JECFAの見解と異なり、パネルは、適切な無毒性量(NOAEL)が存在し、結果としてステップ4で「香料物質としての推定摂取量において安全性に懸念はない」と結論づけた。さらに、8物質に関しては、JECFAとは異なり、適切なNOAELが存在せず、さらなる毒性データが要求されると結論づけた。これらの物質のうち2物質に関しては、欧州の生産量を入手できない。最終的に、2つの第三級チオールに関しては、JECFAとは異なり、パネルは、遺伝毒性の懸念があるため評価手順を用いて評価すべきではないと結論づけた。したがって、パネルは、9物質はMSDI法に基づいて推定された食事摂取量で安全性の懸念はないと結論づけた。これらの香料物質の安全性評価に加えて、市販原料の規格も、評価手順によって評価された物質について考慮された。また3物質に関しては立体異性体構成が特定されなければならない。

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(化学物質)No.26/2011(2011.12.26)P8
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/2458.htm
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。