食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03490130314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) 、食肉製品におけるトランスグルタミナーゼに関する意見書を公表
資料日付 2011年12月6日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) は12月6日、食肉製品におけるトランスグルタミナーゼに関する意見書(2011年11月30日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
 酵素であるトランスグルタミナーゼは、小さな肉の切片をつなぎ合わせ大きな肉片にするために食品生産工程で「結着剤」として使用される。通常は微生物由来のトランスグルタミナーゼ(mTG)が使用される。過去に、いわゆる「結着剤使用ハム」との関連で、当該酵素が公共の場で議論された。その時には、mTGが食品に添加された場合、セリアック病患者に健康リスクをもたらすかどうかについて議論された。「mTG使用ハム」に関する知見は、消化機能障害のない健常者において、酵素自体(たとえアクティブ形で)が深刻な公衆衛生上のリスクをもたらす可能性は示唆していない。mTGは種々のたん白質化合物を形成することが知られているが(酵素的架橋)、それらのたん白質の評価はデータが不十分なため、現在のところ不可能である。mTGが、食品中のたん白質と共に、免疫学的影響をセリアック病の患者に及ぼすことが知られているグルテンと構造的に類似の化合物を形成する可能性があるという実験結果がある。しかし、これらの患者に腸粘膜の損傷などの典型的な健康へのリスクを及ぼすかどうかは、現在、明らかにされていない。
 mTGを使用した食品に適切な表示をすることによって、今後科学的に解明が必要な不確実性を避けることができる。

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(化学物質)No.25/2011(2011.12.14)P24
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.htm
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/cm/343/transglutaminase-in-fleischerzeugnissen.pdf
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