食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03480940160
タイトル 英国食品基準庁(FSA)、食品中のマイコトキシンに関する調査について公表
資料日付 2011年11月28日
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概要(記事)  英国食品基準庁(FSA)は11月22日、食品中のマイコトキシンに関する調査について公表した。
 乳幼児用食品100サンプルの調査分析を行ったところ、サンプルの大半でマイコトキシンは検出限界以下であり、全てのサンプルで、EU規則に規定されている食品のマイコトキシン最大許容水準を下回っていた。
 また、穀物製品の100サンプルに対して、麦角アルカロイド類に関する調査も行った。100サンプルのうち12サンプルで2~169μg/kgの麦角アルカロイド類が検出された。現在EU規則には麦角アルカロイド類の最大許容水準の設定がないため、欧州委員会は当該アルカロイドのモニタリングを始め、勧告の発表に向けて準備を進めているところである。FSAは、ヒトや動物の健康に対するリスク評価書作りの参考として、今回の調査で得られた麦角アルカロイド類のデータを欧州食品安全機関(EFSA)に送付した。
 さらに、リンゴジュース及びリンゴジュース飲料の25サンプルのパツリンを調査した。そのうち23サンプルでパツリンは検出されなかった。しかし、1サンプルでEUの最大基準値50μg/kgを上回るパツリンが検出されたため、FSAはこの商品のリコールを行った。
 今回の調査結果から、全体的に見れば、食品中のマイコトキシンが乳幼児を始めとした消費者に健康上の懸念をもたらすことはないと言える。

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(化学物質)No.24/2011(2011.11.30)P12~13 http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国食品基準庁(FSA)
情報源(報道) 英国食品基準庁(FSA)
URL http://www.food.gov.uk/multimedia/pdfs/fsis0211.pdf
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