食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03480030314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、フランに関するQ&Aを公表
資料日付 2011年11月22日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は11月22日、フランに関するQ&A(2011年8月24日付け)を公表した。概要は以下のとおり。
Q1. フランとは何か?
A1.フランは、無色でわずかに揮発性のある液体で、針葉樹の樹脂から得られる油に含まれ、工業的にも生産され、他の化学物質、樹脂及び塗料の生産に使用される。1979年に既にメイラード反応により生成する種々の風味物質の中から得られることが知られていた。フランは加熱した食品に含まれることも知られている。
Q2.「フラン類」はフランと同じか?フランはダイオキシン様の性質をもっているのか?
A2.「フラン類」は塩素化ジベンゾフラン類の略語として用いられ、ダイオキシン様の性質を持つ環境汚染物質である。フランはダイオキシン様物質ではない。 
Q3.どのような食品にフランが見つけ出されたのか?
A3.フランは煮たり焼いたりした肉、コーヒー、ココア、パン、トースト、ヘーゼルナッツ、燻製食品、朝食用シリアル、ドライフルーツ及びポップコーンで検出されている。フランは蒸した又は密閉容器で加熱した調理済み食品(肉、スープ、缶詰の野菜等)及び瓶詰食品(例えばベビーフード)で多く検出されている。
Q4.フラン由来のリスクはどの程度高いのか?
A4.動物実験ではフランの高投与により、がんを引き起こす。少量のフランを長期に摂取した場合、がんを引き起こすかどうかは明らかにされていない。現在までのところ、限られた数の食品中のフラン含有量が検査されているが、ヒトへの食品からのフラン暴露量を推定するには不十分である。
Q5.フランがベビーフードにも検出されている。フランは、特に乳児にリスクとなるのか?
A5. 利用できるデータに基づいて、フランは幼児のための公衆衛生上のリスクはないとみなされている。ベビーフード中のフランは、加熱処理後に開放状態で数分間攪拌することによって減少させることができる。4℃の冷蔵庫での保管でも、フランの減少が起こる可能性がある。
Q6.なぜフランが懸念の理由になるのか?
A6. フランは、動物実験において発がん性を示す物質である。1995年に世界保健機関(WHO)は恐らくヒトに対して発がん性がある物質であると分類した。懸念する理由は、食品からのフランの長期低用量暴露が、ヒトの発がんを引き起こす可能性があることである。現在、動物実験での知見からの外挿は、部分的には可能である。
Q7.食品中にフランが生成することは、新たに見いだされたのか?
A7.略
Q8.食品中にフランはどのように生成するのか?
A8.略
Q9.フラン負荷低減のために消費者は何ができるのか?
A9.略
Q10.消費者は食習慣を変えるべきか?
A10.略
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/de/fragen_und_antworten_zu_furan-127914.html
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