食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03470590344 |
タイトル | ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)、牛の生乳摂取によるリスク便益評価並びに生乳の熱処理がリスク便益に及ぼす影響に関する報告書を発表 |
資料日付 | 2011年11月10日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)は11月10日、牛の生乳の摂取によるリスク便益評価並びに生乳の熱処理がリスク便益に及ぼす影響に関する報告書を発表した。 サルモネラ属菌、カンピロバクター属菌、病原性及びベロ毒素産生性大腸菌、リステリア菌、エルシニア菌、エンテロトキシン産生性黄色ブドウ球菌、セレウス菌、クリプトスポリジウムなど、多くの病原体が生乳から検出される。これらの病原体の牛の生乳中の存在は多くの研究で実証されている。工業先進国における生乳や生乳をベースにした食品の摂食によるヒトの感染率は、食品由来感染症の2~6%である。 ベルギーでは、牛の生乳及び環境、酪農場にはベロ毒素産生性大腸菌、リステリア菌、サルモネラ属菌、カンピロバクター属菌など重症を引き起こす病原体が存在する可能性がある。生乳の自動販売機によって、生乳の直接販売が可能となっている。生乳は摂取前に一旦沸騰殺菌する必要があるという情報がもし消費者に周知されていないならば、食品からの暴露、感染リスクは増加する。リスク集団、即ち幼児、高齢者、妊婦、免疫不全患者、その他の病人においてはなおさらである。 生乳摂取によるリスクは、生乳の加熱処理によって低減、除去できる。乳の高温殺菌処理は栄養型細胞のみならず芽胞をも破壊することができる。 結論として、生乳摂取による微生物危害要因への暴露は現実にあり、食中毒を引き起こす。熱処理法(低温殺菌処理、沸騰、特に超高温殺菌処理)は、栄養価を下げることなく乳中の微生物安全性を確保することが歴史的かつ科学的に証明されている方法である。AFSCAは、生乳を購入した場合には、摂取する前に沸点まで加熱することを推奨する。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | ベルギー |
情報源(公的機関) | ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA) |
情報源(報道) | ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA) |
URL | http://www.favv-afsca.fgov.be/comitescientifique/avis/_documents/AVIS15-2011_FR_DOSSIER2010-25.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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