食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03460310149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、人獣共通感染症に係るファクトシート「薬剤耐性」を公表
資料日付 2011年10月27日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は10月27日、人獣共通感染症に係るファクトシート「薬剤耐性」を公表した(2ページ)。概要は以下のとおり。
1.薬剤耐性とは何か
2.EFSAはいかに薬剤耐性におけるEU全体の協力に貢献しているか
 EFSAは、フードチェーンを通じて又は動物から薬剤耐性が出現、拡散、ヒトや動物に伝播するような事態において、リスク管理者に向けて独立した科学的支援及び助言を行っている。
 EU加盟国からの情報を基にEFSAは、欧州疾病予防管理センター(ECDC)と共同で、欧州での人獣共通感染、集団食中毒、抗微生物剤耐性の状況に関する年次報告書を作成している。また、動物集団における薬剤耐性、例えば豚におけるMRSAなど、の出現に関する基礎調査報告書も公表しており、国の当局に向けてモニタリングの方法や報告活動の実施方法についてのガイダンスを提供している。
3.EFSAは薬剤耐性を低減するために、EUの主要関係機関と共に活動している
 2001年、欧州委員会は、ヒト、動物、植物の健康保護のため、薬剤耐性の脅威に対応する方策を開始した。
 2006年1月、動物栄養に関するEU規則は、成長促進のための抗生物質を飼料中に使用することを禁止した。
 2007年、EFSAの生物学的モニタリングユニットは、動物及び食品中にサルモネラ属菌及びカンピロバクターの2つの重要な人獣共通感染菌における薬剤耐性の統一したモニタリングに関する仕様書を公表した。
 2008年、EFSAの生物学的危害委員会は食品がヒトに薬剤耐性菌伝播の媒介となりうるかを精査した意見書を公表した。また生物学的モニタリングユニットは、動物及び食品中での大腸菌及び腸内細菌における薬剤耐性の統一したモニタリングに関する仕様書を公表した。
 2009年、生物学的危害委員会は、動物及び食品中におけるMRSAの公衆衛生面の重要性を評価し、欧州では家畜関連MRSAの割合は、EUのMRSA感染の全報告数のうちのわずかにすぎないと結論づけた。また、世界的に薬剤耐性は増加しており、特にサルモネラ症及びカンピロバクター症の治療に使用される抗生物質に耐性をもつ菌に対する懸念が増加している、とする合同意見書を公表した。
 2010年、EFSAは2004~2008年の欧州における薬剤耐性を有する人獣共通感染菌に関する初の総括報告書を公表した。
 2011年、EFSA及びECDCはヒト、動物及び食品に影響のある人獣共通感染菌における薬剤耐性に関する初の合同報告書を公表した。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/corporate/doc/factsheetamr.pdf
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