食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03420550314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、ピロリジジンアルカロイド(PA)の分析と毒性及びハチミツにPAが含まれる場合の健康リスク評価に関する意見書を公表
資料日付 2011年8月29日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は8月29日、ピロリジジンアルカロイド(PA)の分析と毒性及びハチミツにPAが含まれる場合の健康リスク評価に関する意見書(2011年8月11日採択、全36ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
 PAは、植物の二次代謝物である。特に特定の原産地のハチミツにおいて高濃度のPAが含まれていることがある。 BfRはこれらの負荷を軽減する努力が必要と考えている。
 PAは1-ヒドロキシメチルピロリジン(ネシン塩基)と脂肪族モノ又はジカルボン酸(ネシン酸)のエステルである。全部で500種類以上の異なるPA及びそれらのN-オキシドがあり、約6
,000種類の植物に産生されることが知られている。主に、キク科、ムラサキ科及びマメ科植物にPAは含まれている。PAの種類が多いことから、各々の毒性、経口摂取でのバイオアベイラビリティ及び食品や飼料におけるPA含有量のデータが不十分であるとされている。しかしながら、PAがヒト及び動物で肝臓障害を引き起こす場合があることは知られており、肝静脈閉塞症(VOD、肝静脈閉塞性疾患)を引き起こす可能性がある。さらに、動物実験でPAの発がん作用が観察された。
 BfRは、入手可能なデータに基づいて食品中、特にハチミツ中のPAに関する暫定健康リスク評価を実施した。その際、急性及び慢性毒性作用の両方を考慮した。これら入手可能なデータに基づき、様々な食品に含まれる遺伝毒性及び発がん作用のある1
,2-不飽和ピロリジジンアルカロイドの消費者に対する総暴露量はできるだけ低くすべきであるという結論に達した。不飽和PAの一日摂取量は、0.007μg/kg体重をできるだけ超えてはならない。
 現在、食品及び飼料において信頼できる形で特定されたPAは僅かである。したがってBfRは、各州及び産業界が食品や飼料のモニタリングで使用できる、妥当性評価済みの適切なPA特異的検出法及びPAのスクリーニング法を開発する研究が必要であると考えている。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/cm/343/analytik-und-toxizitaet-von-pyrrolizidinalkaloiden.pdf
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