食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03401350343
タイトル フランス衛生監視研究所(InVS)、アキテンヌ地域圏における届出疾病サーベイランスの特集を公表
資料日付 2011年7月22日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス衛生監視研究所(InVS)は7月22日、InVSの機関誌「衛生監視報告(Bulletin de veille sanitaire:BVS)、アキテンヌ地域圏版、No.8、2011年7月特別号で届出義務のある病気(MDO)のサーベイランスについて特集を組んだ。目次は以下のとおり。
1. 論説
2. サーベイランス・システム紹介
3. 急性A型肝炎(2006~2009年)
 フランスでは2006年以来、急性A型肝炎は5
,104件の届出があった。2009年には10万人当りの罹患率は2.5(患者数は1
,547人)であった。2008年は1.9、2007年1.6と、罹患率は徐々に高くなりつつある。アキテンヌ地域圏では、2006年以来届出数は全国合計数の3.2%で、罹患数は164人であった。2009年は1.9(患者数61人)、2008年1.3(患者数42人)、2007年0.7(患者数21人)で、やはり徐々に増加している。
 2009年に届け出のあった患者61人のうち、70.5%が男性であった。患者の年齢中央値は32歳(平均年齢は34歳)で、15歳未満の子供は10人、60歳以上では3人であった。
 症状は47人(77.0%)が衰弱、食欲不振、発熱、嘔吐、腹痛、下痢で、42人(68.9%)が黄疸症状を示した。入院した患者は25人(41.0%)であった。
 2009年の感染源としては、17人(27.9%)が周囲に患者がいて、そのほとんどが家族であった。その内で家庭内に3歳未満の子供がいたケースが4件あった。海外を旅行して感染したものは17人で、旅行地はモロッコ、コロンビア、アルジェリアその他であった。貝類甲殻類を喫食して感染したものが9人いた。
4. 侵襲性髄膜炎菌感染症(1995~2009年)
5. レジオネラ症(1997~2009年)
6. 集団食中毒(1996~2009年)
 フランス全国で1996年から2009年の間に届出のあった集団食中毒は累計で9
,765件であった。同じ期間にアキテンヌ地域圏では418件発生しており、患者数は6
,414人、その内で入院を要したもの63人、死者は6人であった。
 2009年における集団食中毒発生場所は、学校、施設、事業所などの給食が最も多く件数で46.2%、患者で53・1%、次いでレストラン・宴会は件数で14件、患者数では39.1%、家庭は件数が14件で、患者数は7.8%であった。
 原因菌は、1996~2009年の期間では、サルモネラ属菌23.8%、ブドウ球菌19.7%、セレウス菌6.3%、ウェルシュ菌6.5%で、原因菌特定できなかったものが30.5%であった。
 原因食品は418件中267件(患者数で67.8%)で特定できた。卵や卵製品が最も多く25.4%、次いで肉の11.6%、魚類10.1%、鶏肉8.7%、チーズや乳製品8.0%、貝類6.2%、ハム・ソーセージなど5.8%である。これは全国平均とほぼ同様である。
7. 結核(2000~2009年)
8. ヒト免疫不全感染症とエイズ(2003~2009年)
9. アキテンヌ地域圏の届出義務のある病気(MDO)の届出報告
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス衛生監視研究所(InVS)
情報源(報道) フランス衛生監視研究所(InVS)
URL http://www.invs.sante.fr/content/download/13302/78573/version/2/file/bvs_aquitaine_08_2011.pdf
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