食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03401220149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、「バルト海の漁場において捕獲された天然魚類における寄生虫の存在からの健康リスクに関連する疫学データの評価に関する科学的意見書」を公表
資料日付 2011年7月28日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は7月28日、「バルト海の漁場において捕獲された天然魚類における寄生虫の存在による健康リスクに関連する疫学データの評価に関する科学的意見書(40ページ、2011年7月7日採択)」を公表した。
 BIOHAZパネルは、バルト海で捕獲された魚製品にはAnisakis simplex
, Contracaecum osculatum
, Pseudoterranova decipiens
, Diphyllobothrium属などの健康リスクのある4種類の寄生虫が存在している、と結論付けた。A.simplex及び程度は低いがP. decipiensが存在する海域からの回遊魚は、これらの寄生虫を保有して北バルト海にまでやってくることから、バルト海の回遊魚(サケを含めて)の寄生虫の公衆衛生上のリスクは除外することができない。C.osculatumはバルト海全域の魚に出現している。しかし、現在のところ、魚製品中のC.osculatumの幼虫の公衆衛生上のリスクの評価は可能ではない。Diphyllobathrium属はバルト海の汽水域の魚類に出現している。よって、ブラウントラウトやコクチマスなどの回遊魚及び全ての淡水魚は、寄生虫を保有している可能性があることから、生で食べる場合公衆衛生上重要である。
 今後は、C.osculatumのヒトへの感染源としての魚の重要性の解明、当該寄生虫の病原性、魚の可食部の寄生虫の分布などをさらに研究する必要がある。アニサキス種の同定のために、遺伝子的/分子的手法をバルト海の全宿主について広く適用するべきである。バルト海周辺諸国のアニサキス及び他の寄生虫疾病のサーベイランスを改善すべきである。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/2320.htm
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。