食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03191030188
タイトル フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、新規開発食品成分(NI)としてホスファチジルセリンを強化した大豆リン脂質の認可について意見書を提出
資料日付 2010年7月12日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、新規開発食品成分(NI)としてホスファチジルセリンを強化した大豆リン脂質の市場流通認可申請について競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)から諮問を受けて2010年6月21日付で意見書を提出した。最初の評価報告書はフィンランド食品安全局(Finnish Food Safety Authority:Elintarviketurvallisuusvirasto:EVIRA)によって作成されている。
 当該NIは大豆(Glycine max)リン脂質をセリンとホスファチジル基転移反応させて得られたものである。当該NIの原料は大豆のレシチンで、一日摂取許容量(ADI)を特定しない食品添加物として認可されている。大豆レシチンのホスファチジルエトラミン、ホスファチジルコリン、ホスファチジンイノシトールを、ホスファチジルセリンに転換している。申請者は、このNIを特別医療目的のチョコレート菓子、飲用ヨーグルト、粉末乳、ヨーグルト、栄養バー、食餌療法用食品に使用するとしている。
 当該NIは粉末及び液体である。申請者は食品表示に「ホスファチジルセリン強化大豆リン脂質」を提案している。
 AFSSAは、当該NIの毒性評価がADIを特定しない食品添加物(E 322)として認可されているレシチンが原料であり、且つホスファチジルセリンは植物や動物の殆ど全ての生体膜(細胞膜)に存在し長年食品として摂取されている。しかしながら、胃腸障害が起きる用量(ホスファチジルセリン600 mg/日)を超えないようにするためには液体のNIとしての用途や最大使用量は見直しが必要と考える。また、申請者が予定している商品表示を、抗リン脂質抗体症候群の患者に対してNIにリン脂質が含まれているという注意喚起を行う表示にする必要がある。
 同様に、特に「その他」に分類されている化学物質の含有量が多いのでNIの成分及び化学物質仕様をより詳細に明らかにすることも必要と思われる。更に、NIに含まれる植物ステロールのタイプ及び含有量を明らかにするべきである。また3-クロロプロパンジオール(3-MCPD)の耐容レベルを設定すべきである。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
URL http://www.afssa.fr/Documents/AAAT2010sa0116.pdf
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