食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03140920314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、意見書「ナノ銀を食品及び日用品に使用しないよう勧告する」を公表
資料日付 2010年6月10日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、意見書「ナノ銀を食品及び日用品に使用しないよう勧告する」(2009年12月28日付)を公表した。概要は以下のとおり。
 銀イオンには抗菌作用があるため、以前より食品や化粧品、日用品に使用されているが、最近はナノスケールの銀化合物の使用も増加している。ナノ粒子は直径が100nm未満の粒子で、極小粒子の持つ特性から様々な分野での利用が見込まれる。しかしナノ粒子は人体に有害である可能性がある。
 銀化合物から放出される銀イオンは、様々な方法で生細胞を損傷することが知られている。銀の抗菌作用はこの作用機序に基づく。ナノ銀の抗菌作用も銀イオンの放出によるが、表面積-体積比が非常に大きいこと、又ヒト体内動態が特殊であることから、他の作用機序を持つ可能性がある。ナノスケールの銀は生物学的障壁を通過して細胞内に入る可能性もある。細胞内のナノ銀粒子は沈積し、絶えず銀イオンを放出する。
 ナノ銀の広範な使用による健康リスクの最終的な評価は、現時点ではできない。それを可能とする包括的なデータが提出され、当該製品の安全性が確認されるまで、製造者に、ナノ銀(ナノスケールの銀化合物)を食品及び日用品に使用しないよう勧告する。抗菌剤として使用されるナノ銀のヒトへの暴露の程度及び影響、並びに銀に対する耐性獲得の危険性などを解明する研究が必要であると考える。
 本意見書の概要の英語版は以下のURLから入手可能。
http://www.bfr.bund.de/cm/230/bfr_recommends_that_nano_silver_is_not_used_in_foods_and_everyday_products.pdf
 本件のプレスリリースのドイツ語版は以下のURLから入手可能。
http://www.bfr.bund.de/cd/50963
 本件のプレスリリースの英語版は以下のURLから入手可能。
http://www.bfr.bund.de/cd/50960
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/cm/216/bfr_raet_von_nanosilber_in_lebensmitteln_und_produkten_des_taeglichen_bedarfs_ab.pdf
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