食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03081050188
タイトル フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、グルコン酸及びグルコン酸ナトリウムを有効成分とする飼料添加物の動物実験許可申請について意見書を提出
資料日付 2010年2月23日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、仔豚を使ったグルコン酸及びグルコン酸ナトリウムを有効成分とする飼料添加物の動物実験許可申請について競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)から諮問を受けて2010年1月10日付で意見書を提出した。
 グルコン酸及びグルコン酸ナトリウムは食品に認可された添加物である(E 574 et E 576)。飼料としての認可を目的として、申請者は離乳後の仔豚用の製品として実験の実施許可を申請してきた。実験の目的はグルコン酸及びグルコン酸ナトリウムを飼料添加物、正確には保存料及び酸度調整剤としての認可である。
 飼料への混入率は、グルコン酸濃度は最大で1.20 g/100 g飼料及びグルコン酸ナトリウムは1.35 g/100 g飼料である。
 グルコン酸(GA)及びグルコン酸ナトリウム(SG)の毒性は非常に低い。単回投与(酸の半数致死量LD50はラット、マウス、ウサギ、ハムスターで5 g/kgを超え、ナトリウム塩のDL0はラット経口投与で0.560 g/kgを超え)でも反復投与でも、ラットのグルコン酸ナトリウムのグルコン酸ナトリウムのNOAELは雄で1 g/kg体重/日、雌で2 g/kg体重/日である(ラット28日間試験)。
 2回の変異原性試験 (マウスを使った代謝活性がある場合とない場合のエームス試験及び小核試験)は陰性であった。生殖毒性試験も陰性で、NOAELは最も感受性の高い動物種(ハムスター)で0.56 g/kg体重/日を超える。
 食品添加物として認可されたグルコン酸(E574)とグルコン酸ナトリウム(E576)のEU規格と米国食品医薬品庁(FDA)が定める「一般に安全と認められるGRAS(グラス)ステータス」を考慮すると、一日摂取許容量(ADI)を定める必要がない。生理的に日常的に体内で産生されるグルコン酸の量は食品から摂取すると考えられる量より大幅に多いと考えられる。
 グルコン酸とグルコン酸ナトリウム使用安全性は子豚、消費者、使用者、環境で実証されているので、AFSSAは、仔豚にグルコン酸12g/kg及びグルコン酸ナトリウム13.5g/kgを含む飼料を給餌する実験の実施に肯定的意見を付した。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
URL http://www.afssa.fr/Documents/ALAN2009sa0281.pdf
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