食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03070180149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品添加物としての食用黄色5号(E110)の再評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2009年11月12日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は11月12日、食品添加物としての食用黄色5号(サンセットイエローFCF、Sunset Yellow FCF)(E110)の再評価に関する科学的意見書(2009年9月24日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 科学パネル(ANS)は、食用黄色5号(E110)の安全性を再評価した科学的意見を提示する。食用黄色5号は、FAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)及びEUの食品科学委員会(SCF)によって既に評価されている。いずれも、当該人工着色料の一日摂取許容量(ADI)を0~2.5mg/kg体重に設定した。 
2. 本パネルに新たに提出された書類はなく、 (1)従前の評価、(2)従前の評価以降に利用可能になった追加文献、(3)データ公募後に利用可能になったデータを当該パネルの評価の基礎として用いた。新たな試験には、250mg/kg体重/日及び1500mg/kg体重/日の食用黄色5号に90日間暴露したラットの精巣への有意な影響を報告したMathurらによる試験が含まれる。Mathurらの試験で投与された食用黄色5号は地元(訳注:インド)の市場で入手されたものであり、その規格又は純度は定義されなかったことに本パネルは留意する。また、JECFAがADIの算出に用いたラット90日間試験においても、精子形態及び精子運動性は分析されなかったものの、組織変化を伴わずに起きた精巣重量への影響が報告されたことに本パネルは留意する。
3. これらの所見はADIを再設定する理由になると本パネルは結論づける。本パネルは、追加の不確実性係数2.5を適用し、2年間の暫定ADIとして1mg/kg体重/日と低く設定した。この期間に、最近更新されたOECD試験ガイドライン407に従って実施する28日間試験に基づき、精巣、精子形態及び精子運動性に対する食用黄色5号の影響について解明することが望ましい。食用黄色5号の申告された使用量の最大限度では、平均値及び高パーセンタイル値(95th/97.5th)の上位を占める1~10歳児の推定暴露量は、この暫定ADIを超える可能性があるが、精査した推定摂取量は一般的にこの暫定ADIを下回ると本パネルは結論づける。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1330.pdf
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