食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02700570149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、サプリメントに栄養成分として添加するビタミンB12の原料としての5’-デオキシアデノシルコバラミン及びメチルコバラミンに関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2008年10月10日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は10月10日、サプリメントに栄養成分として添加するビタミンB12の原料としての5’-デオキシアデノシルコバラミン(5’-deoxyadenosylcobalamin)及びメチルコバラミン(Methylcobalamin)に関する科学的意見書(21ページ)を公表した。概要は以下のとおり。 1. 本意見書は、一般向けサプリメントに添加するビタミンB12の特定原料2種類の安全性及び生物学的利用率についてのみ検討する。 2. 科学パネルは、ビタミン12の配位子(Ligand)は主要分子の生理活性に対して有意に影響しないと仮定し、(1)メチルコバラミン及び5’-デオキシアデノシルコバラミンは生物学的に利用できる、(2)経口摂取されたメチルコバラミン及び5’-デオキシアデノシルコバラミンの代謝生成物及び体内挙動は、ビタミンB12のほかの原料の代謝生成物及び体内挙動と類似していると考えられる、と結論付けた。さらに、吸収された後のビタミンB12は、原料に関わらず、メチルコバラミン又は5’-デオキシアデノシルコバラミンに転換される。 3. メチルコバラミン及び5’-デオキシアデノシルコバラミンのサプリメントへの申請された使用量は、成人のビタミンB12摂取量で500μg/日のレベルに達する。メチルコバラミンの申請者は、メチルコバラミンを2 μg/日の用量レベルでサプリメント(たとえばカプセル、錠剤、アンプル又は粉末)に使用する意図を示している。申請されたレベルではビタミンB12の摂取量が500 μg/日に達し、これまで平均10 μg/日未満と推定されてきた通常の一日摂取量を大幅に増加することになる。 4. 食品科学委員会(SCF)はビタミンB12の上限量(Tolerable Upper Intake level)について意見書を出しており、明確に定義された有害影響を特定することができないことを主たる理由として、許容上限摂取量の算出は不可能と結論付けた。ビタミンB12の摂取量が500μg/日に達することになる申請された使用量は、英国ビタミン・ミネラル専門家委員会(EVM)によって定義された2000μg/日の指導基準を下回ると当該パネルは記述した。 5. 当該パネルは、5’-デオキシアデノシルコバラミン及びメチルコバラミンを一般向けサプリメント成分のビタミンB12の原料として申請された用途及び使用量に安全上の懸念はないと結論づけた。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/Scientific_Opinion/ans_ej815_vitamin_B12_op_en ,0.pdf?ssbinary=true |
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本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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