食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu02670240149 |
| タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、動物用飼料中の望ましくない物質としてのテオブロミンに関する科学的意見書を公表 |
| 資料日付 | 2008年9月9日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は9月9日、動物用飼料中の望ましくない物質としてのテオブロミン(Theobromine)に関する科学的意見書(66ページ)を公表した。概要は以下のとおり。 1. テオブロミン(3 ,7-ジヒドロ-3 ,7-ジメチル-H-プリン-2 ,6-ジオン)は、わずかに苦味のある無色無臭の3 ,7-ジメチルキサンチンで、自然界ではカカオ樹(Theobroma cacao L.)及びその種子に含まれ、したがってココア製品及び副産物にも含まれる。本物質は哺乳動物におけるカフェインの代謝物でもある。カカオが栽培されている開発途上国においては、カカオの実の殻が飼料原材料として使用される可能性がある。欧州においては、カカオ豆の種皮、カカオ豆ミール、カカオ豆の胚芽及び廃棄された菓子が飼料用途に使用される。 2. テオブロミンは中程度の急性毒性を示し、犬はげっ歯類より感受性が高い。他のメチルキサンチン類と比較して、テオブロミンは中枢神経系に弱く作用し、アデノシン受容体に弱い拮抗作用をもつ物質である。テオブロミンは、げっ歯類及び犬の精巣に生殖毒性がある。子宮内暴露したマウスには骨化遅延、及び、ウサギの出生仔には骨格変異の発生影響を引き起こす。乳牛及び子牛がテオブロミンに暴露(15mg/kg体重/日)すると、産乳量の減少/脂肪分の増加、並びに過剰な興奮、発汗、及び、呼吸や心拍数の増加等の有害影響を示す。馬はテオブロミンに対する感受性が特に高く、肝臓及び甲状腺に影響を受け、豚は発育遅延、下痢及び嗜眠状態を示した。採卵鶏のテオブロミン暴露は、肝毒性及び腎毒性を引き起こし、体重増化の鈍化及び産卵低下を引き起した。 3. 飼料原材料中のテオブロミン濃度に関するデータは不足している。カカオ殻ミール、カカオ豆の種皮及びカカオ豆ミールは、テオブロミンをそれぞれ1.5~4.0g/kg、8.0~16.9g/kg、20~33g/kg含有していることが報告されている。飼料原材料中のテオブロミンの最大濃度(ML)に関する現在のEU規則(配合飼料は300mg/kg、ただし成牛用の配合飼料は700mg/kg)は、数種の対象動物種を十分に保護していない可能性があり、たとえば乳牛の産乳量への影響及び豚への有害影響が発生する可能性がある。飼料製造者は、テオブロミン毒性に対する感受性を認識しているため、犬及び馬用の飼料にココア製造の副産物や菓子の副産物を入れない。 4. テオブロミンは体内でよく吸収され、広く分布する。テオブロミンは迅速に代謝され、未変化のテオブロミン及び代謝物は主に尿中に排泄される。テオブロミンが蓄積することを示すデータはない。汚染飼料に暴露した動物由来の動物製品におけるテオブロミンの残留及び残留物に関し、卵、肉、内臓及び乳のデータは入手できない。ヒトは、主にチョコレート菓子、ココア飲料、及び、ココア又はチョコレート含有の焼き菓子製品によってテオブロミンに暴露する。加えて、テオブロミンはカフェインの代謝物である。ココア製品の直接摂取と比較して、食肉、乳及び卵のような動物製品によるテオブロミン暴露は無視できると予見される、と科学パネルは結論付けた。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | EU |
| 情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| 情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| URL | http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/Scientific_Opinion/contam_op_ej725_theobromine_en ,0.pdf?ssbinary=true |
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