食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02610190314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、健康影響評価「りんごジュース中のアルミニウム:フルーツジュースはアルミニウムタンクに貯蔵しないように」を公表
資料日付 2008年9月11日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、健康影響評価「りんごジュース中のアルミニウム:フルーツジュースはアルミニウムタンクに貯蔵しないように」(2008年6月18日付/12ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
 公的食品検査で、フルーツジュース(特にりんごジュース)から高濃度のアルミニウムが検出された(最大87mg/L)。原因は、ジュースがコーティングされていないアルミニウムタンクに貯蔵されていたためであった。アルミニウムは酸及び塩を含む食品に接して溶出するため、それがジュースへ移行したものである。食品を介するアルミニウムの短期的な摂取はヒトの健康に有害ではないが、高濃度で長期的に摂取すると、骨がもろくなったり、貧血や脳障害が起こることがある。動物実験では、低量でもアルミニウムは、生殖及び神経系発達を阻害することが立証されており、欧州食品安全機関(EFSA)は、アルミニウムの耐容週間摂取量(TWI)を1mg/kg体重に設定している。
 BfRはりんごジュースを介するアルミニウム摂取の健康影響を評価した。その際、消費者は他の食品からもアルミニウムを摂取する(※)ことを考慮し、フルーツジュース(特にりんごジュース)を介するTWI占有率は50%以下でなければならないと判断した。(※たとえばアルミニウムは、食品添加物として菓子に含まれている、調理器具やアルミホイルから食品へ移行する、天然に食品(果物、野菜、穀類、大豆、肉)に含まれている。)
 BfRの算定では、成人がりんごジュースを平均量摂取する場合にアルミニウム濃度が30mg/L、多量(95パーセンタイル)摂取する場合にアルミニウム濃度が8mg/L、子供がりんごジュースを平均量摂取する場合にアルミニウム濃度が8mg/L、多量(95パーセンタイル)摂取する場合にアルミニウム濃度が2mg/Lであると、TWIの50%に達する。検出された濃度(最大87mg/L)では、子供でも成人でもTWIを何倍も上回る。但し、TWIは一生涯にわたって摂取しても健康への悪影響がないと推定される摂取量である。
 アルミニウムの食品への移行を避けるため、酸及び塩を含む料理及び飲料をアルミニウムと接触させないよう助言する。コーティングされたアルミニウムタンクであれば、フルーツジュースの貯蔵に適している。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/cm/208/aluminium_in_apfelsaft_lagerung_von_fruchtsaeften_nicht_in_aluminiumtanks.pdf
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