食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02450320149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換え大腸菌K12由来の飼料添加物L-valineの安全性と有効性に関する科学パネルの意見書を公表
資料日付 2008年5月28日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は、遺伝子組換え大腸菌K12由来の飼料添加物L-valineの安全性と有効性に関する科学パネルの意見書を公表した。
 L-valineは、遺伝子組換え大腸菌K12の産生物であり、導入された遺伝子は安全性の上で懸念を引き起こすことはない。最終製品は生きた組換え体が残存せず、新規に導入されたDNAの水準は検出限界以下である。
 飼料用のL-valineは、天然のバリンを補う目的で摂取する。子豚を対象にした試験結果から、飼料用L-valineは全ての動物用のバリン摂取源として認められる。また、申請者より提出された成分規格(L-valineを95%以上含む)は、高純度の製品に対応していないため、少なくとも1種類以上の動物による負荷試験が必要である。子豚を対象にした負荷試験は行われたものの、その際に用いた試験材料が代表的なものではなく、試験期間も短かったため、当該製品の安全性に関する結論を導くことはできなかった。
 高純度のL-valine(98%を超えるバリンを含む)に変異原性はなく、染色体異常誘発性もないことが示された。亜慢性毒性試験及び繁殖試験の結果も、飼料への添加が1%までであればラットに悪影響を及ぼさないことが示された。
 以上から、高純度の飼料用L-valine(98%を超えるバリンを含む)は、対象動物及び消費者に安全であると考えられる。しかし、申請者が95%のL-valineの成分規格を変更しないのであれば、対象動物への安全性を示すデータを提出し、90日試験を始めとした消費者への安全性を裏付けるための毒性試験を行う必要がある。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/EFSA/Scientific_Opinion/feedap_op_ej695_valine_en
,3.pdf
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。