食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02380150305 |
タイトル | EU、食品に接触するリサイクルプラスチック製品に関するEU規則を公表 |
資料日付 | 2008年3月28日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | EUは、食品に接触するリサイクルプラスチック製品に関するEU規則(EC)No.2023/2006を改訂した(EC)No.282/2008を公表した。 1.背景 EU規則(EC)No.1935/2004は、食品に接触する全ての原材料及び製品について規定し、EU指令2002/72/ECは食品に接触するプラスチック材料及び製品についての規則を定めている。 プラスチック包装材の廃棄物は、使用時の汚染等による残留物質を含む可能性がある。そのため、リサイクルプラスチックより製造された原材料及び製品に関して、特別の要件を定める必要がある。 既にあるEU規則(EC)No.2023/2006は、食品に接触する原材料及び製品(リサイクルした材料及び製品を含む)に関する適正製造規範について定めている。 2.本規則(EC)No.282/2008の主な規程 (1)安全性の水準を同一に保つため、EU指令2002/72/ECで食品と接触するプラスチック材料及び製品に規定されている以下の項目についても、食品に接触するリサイクルプラスチックにも適用されるべきである。 ・認可済みモノマーや添加剤の使用 ・これらのモノマーや添加剤の移行量 ・プラスチックの安全な使用に関する法令遵守の申告書及び記録の保存 (2)リサイクルシステムに関して ・原材料の特性、選別の有効性、汚染物質低減プロセスの有効性、リサイクルプラスチックの特定用途などの特徴の複合的組み合わせによりリサイクルプラスチック製品の安全性を確保することが出来る。 ・リサイクルプラスチックの安全性を確保するためには、再現性のある品質を製造できるシステムでなければならない。つまり、効果的な品質保証システムで管理されたリサイクリングプロセス(適正製造規範)の下でリサイクルされたプラスチックのみが市場での流通が認められるべきである。 ・リサイクルプラスチック原料及び汚染物質の多様性から、リサイクルプラスチック原料の投入材料と適切なプロセスの組み合わせによる汚染物質の除去が、最終製品の安全性管理のために必須となっている。 ・リサイクリングプロセスの安全性の評価は、EFSAが実施する。その評価の後に、当該プロセスを認定するかどうかのリスク管理の決定が行われる。 ・リサイクル施設は、法令及び基準を遵守しているかどうか、関連当局によって定期的に検査をうける必要がある。 ・消費者に必要かつ十分な情報を提供するため、リサイクルのラベル表示はEN ISO 14021もしくはそれと同等の規則を基に作成されるべきである。 本規則に関するQ&Aは以下のURLから入手可能。 http://ec.europa.eu/food/food/chemicalsafety/foodcontact/memo_recycled_plastics.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州連合(EU) |
情報源(報道) | 欧州連合(EU) |
URL | http://eur-lex.europa.eu/LexUriServ/LexUriServ.do?uri=OJ:L:2008:086:0009:0018:EN:PDF |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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