食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02360170330
タイトル 英国健康保護局(HPA)、感染症情報(Health Protection Report)第2巻12号を公表
資料日付 2008年3月20日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  英国健康保護局(HPA)は、3月20日、感染症情報(Health Protection Report)第2巻12号を公表した。今号の主要掲載項目は、イングランド、ウェールズ及び北アイルランドにおける2003年~2007年の大腸菌菌血症の状況に関する報告書である。その概要は以下の通り。
1. 大腸菌は、イングランド、ウェールズ及び北アイルランドの研究機関からHPAに対し報告された菌血症の中で最も多発した病原菌として黄色ブドウ球菌に取って代わった。
2. 自主的サーベイランス制度を通じ報告された大腸菌菌血症の総数は、2007年には21
,904件で、2006年(20
,007件)と比較し9%の増加が見られた。
3. 2003年以降、大腸菌による菌血症例の報告件数は32%増加しており、全菌血症例の報告件数の増加率24%よりも大きくなっている。これは発症数の増加や確定症例数の増加によるとみられる。2007年の報告件数は、2008年2月26日時点での暫定数値であり、今後の報告により増加する可能性がある。
4. 大腸菌菌血症は、女性よりも男性に多く、特に1才以下及び65才以上の年齢層に多発している。他方、女性では15才から44才の年齢層で多く発症している。
5. イングランド、ウェールズ及北アイルランドにおける大腸菌菌血症の全体発症率は、人口10万人当り39.5人である。
6. 過去数年間における分析とは対照的に、2007年においては、主要抗菌剤への非感受性率の著しい増加は見られなかった。しかしながら、2007年の非感受性率は2003年の率よりもはるかに高かった。
7. シプロフロキサシンまたはゲンタマイシンへの非感受性検査における分離株の割合は、それぞれ23%及び9%と2006年から変化がなかった。
8. 広域スペクトルのセファロスポリン、セフタジジム、セフォタキシムへの非感受性検査における分離株の割合は12%と2006年から変化がなかったが、2003年における4~5%の2倍以上になっている。2003年以降におけるセファロスポリンへの非感受性の増大は、広域スペクトル β-ラクマターゼ(WSBLs)産生大腸菌株の発生及び拡大を反映している。
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国健康保護局(HPA)
情報源(報道) Health Protection Agency
URL http://www.hpa.org.uk/hpr/infections/bacteraemia.htm
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。