食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02350280208
タイトル 豪州・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)、5項目の食品基準コード改定案について意見募集を開始
資料日付 2008年3月19日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  豪州・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)は3月19日、容器入り飲料水へのフッ化物添加、ピーナッツにおけるカドミウム残留基準値の変更など5項目の食品基準コード改定案を公表し、意見募集を開始した。
 改定案の概要は以下のとおり。
1. 容器入り飲料水へのフッ化物の自主的添加に関する予備評価
 The Australian Beverages Council Ltdは、フッ化物を栄養物として最大量(maximum claimable amout)1.5mg/Lまで容器入り飲料水へ自主的に添加が認められるよう求めている。同社は、これによりフッ素入り水道水の摂取は望まないが、フッ素入り飲料水を求めている人々などに対し選択肢を提供出来るとしている。
http://www.foodstandards.gov.au/_srcfiles/A588_Fluoride_packaged_water_IAR.pdf
2. ピーナッツにおけるカドミウムの基準値変更に関する評価案
 FSANZは、Confectionary Manufacturers of Australasia Limited (CMA)からピーナッツにおけるカドミウムの現行基準値(maximum level、ML)を引き上げるよう食品基準コード改正の要請を受けた。CMAは、作物の季節性及び品質から生じる需要に対応するために多様な供給源を確保出来る柔軟性を高めることを望んでいる。多くの国々ではピーナツにおけるカドミウムの基準値を設定していない。FSANZとしては、リスク評価の結果、カドミウムの基準値を現行の0.1mg/kgから0.5mg/kgに引き上げても公衆衛生上また安全性に関し何ら問題がないとの結論に達した。
http://www.foodstandards.gov.au/_srcfiles/A552_Cadmium_peanuts_DAR.pdf
3. キャサバチップにおける青酸の基準値(maximum level、ML)設定に関する評価
 FSANZは、キャサバチップにおける青酸の公衆衛生及び安全性に及ぼすリスクについて評価を行った。同評価結果及び入手可能なデータに基づき、現行の食品基準コードに青酸の基準値10mg/kgを追加することを提案する。かかる規制措置の遵守により同食品摂取から消費者に及ぼす当該物質への暴露の減少が可能となる。
http://www.foodstandards.gov.au/_srcfiles/P1002_Cassava_in_Vege_chips_AR.pdf
4. 残留基準値(maximum residue limit、MRL)変更に関する評価 (豪州のみ対象)
 当該提案の目的は、豪州農薬医薬品庁(APVMA)が2007年9月、10月、11月及び12月に官報で公表した残留基準値(MRL)の現行食品基準コードへの追加について検討を行うことである。また、先にFood and Beverage Importers Association (FBIA)がオキシテトラサイクリン(oxytetracycline)のエビへの使用に関し提出した意見の検討も含まれている。
http://www.foodstandards.gov.au/_srcfiles/M1001_MRLs_Sept_Oct_Nov_Dec_07_AR.pdf
5. 食品基準コードの包括的修正
 当該提案は、基準コードの古い条項の廃棄または修正、編集ミスの訂正、文章及び付表の更新を目的としている。
http://www.foodstandards.gov.au/_srcfiles/P1001_Omnibus_VII_AR.pdf
 意見の提出期限は、4. については2008年4月3日、他はすべて4月30日。
地域 大洋州
国・地方 豪州
情報源(公的機関) 豪州・NZ食品安全庁(FSANZ)
情報源(報道) FSANZ
URL http://www.foodstandards.gov.au/newsroom/mediareleases/mediareleases2008/19march2008changesto3874.cfm
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