食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02310360188
タイトル フランス食品衛生安全委員会(AFSSA)は、副作用観察報告があった薬用植物のサプリメントへの使用についての意見書を公表
資料日付 2007年12月14日
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概要(記事)  フランス食品衛生安全委員会(AFSSA)は、副作用観察報告があった薬用植物のサプリメント等への使用について、競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)から諮問を受け、意見書を公表した。
 薬用植物を主成分とするサプリメントはEU加盟諸国で認可されているものもあり、フランス市場にも多数出回っている。AFSSAはDGCCRFから、有害報告があった薬用植物をサプリメントに使用することについて、食品としてのリスク及び、使用条件を決定する科学的データの2点について諮問を受けた。
 植物由来の伝統医薬品は、使用する植物の種類、部位、使用形態、抽出方法などにより成分構成が異なる。一方、リスク評価には実験データに拠らざるを得ないが、これらの試験は実施が難しく、関連研究文献が不足している。しかし、サプリメントが広く普及する可能性があることを考慮すれば、アレルギーを持つ者や妊婦への影響や、既知の医薬品との相互作用や禁忌についても検討を要する。
 サプリメントは多岐に亘り市販品の登録制度もないことから、副作用観察報告に含まれている調剤内容や体に吸収される物質の性質・量を明確に特徴付けることは難しい。以下の評価はこのような諸条件のもとで導かれたものである。
1.フーディアゴルドニ(Hoodia gordonii)
 有害作用報告1件:胃腸炎。有効成分はP57AS3。効能は空腹感を抑えることで、ダイエット用サプリメントに使用。データ不足で得失不明。リスクのない用法を定めることは不可能。サプリメントとしての摂取は避けるよう提言する。
2.ブラックコホシュ(Cimicifuga racemosa)
 有害作用報告、欧州で40件以上:肝臓障害。有効成分はシクロアルタン骨格を有するトリテルペン配糖体、フェノール酸エステルなど。効能は更年期障害、鎮静など。データ不足で得失不明。リスクのない用法を定めることは不可能。サプリメントとしての摂取は避けるよう提言する。 
3.ヌスビトハギ(Desmodium)
 有害作用報告1件:肝炎。有効成分はフラボノイド、サポノシド、アルカロイドなど。効能は肝臓保護、免疫賦活など。データ不足で得失不明。リスクのない用法を定めることは不可能。サプリメントとしての摂取は避けるよう提言する。 
4.サンシキスミレ(Viola tricolor)
 有害作用報告1件:肝炎。有効成分は多糖類、フラボノイド、サポノシドなど。効能は抗脂漏薬、消化不良、咳止めなど。わずかにシクロペプチドを含有し、細胞毒有り。ただし、煎じてもシクロペプチドは溶出しない。煎じ薬であれば乾燥スミレ換算で1,500mg/日以下の量を服用してもリスクはない。水以外での抽出物粉末を利用することは避けるよう提言する。
5.エキナセア(Echinacea)類
 有害作用報告多数、アレルギー誘発。有効成分はセスキテルペンラクトン類、インドリジディン骨格を有するアルカロイドなど。過敏症タイプの免疫障害あり。効能は免疫賦活など。欧州医薬品検査庁(EMEA)は子供の使用禁止及びキク過敏症、自己免疫疾患、免疫不全、血液疾患には禁忌の警告を出している。シクロスポリンやメソトレキサートなどの免疫抑制剤と一緒に使用してはならない。データ不足で得失不明。リスクのない用法を定めることは不可能。サプリメントとしての摂取は避けるよう提言する。
6.ツルドクダミ(Polygunum mutiflorum)
 有害作用報告多数、殊に肝臓障害。有効成分はアントラキノンやヘテロシド。毒性試験データなし。効能は強壮、アンチエイジング、抜け毛防止など。データ不足で得失不明、リスクのない用法を定めることは不可能。サプリメントとしての摂取は避けるよう提言する。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
URL http://www.afssa.fr/Documents/NUT2007sa0171.pdf