食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02240290341
タイトル フランス経済・財政・産業省(MINEFI)、競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)、マイコトキシン汚染食品に関する2006年調査報告書を公表
資料日付 2007年12月18日
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概要(記事)  競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)は、マイコトキシン汚染食品に関する2006年調査報告書を公表した。
 マイコトキシンは野菜、果実、穀類や豆類などの収穫前後に汚染したカビ類が産生する物質で、食品加工工程における耐性が高く広範囲な食品に存在する可能性がある。ヒトには肝臓や腎臓への慢性毒性があり、また免疫阻害を引起すことが知られている。食品中の含有量は1997年から法的に規制対象となっている。
DGCCRFは消費市場に出回っている食品の適合性、及び最大含有量見直しや新規の基準設定に資するためのデータ収集を目的として調査した。欧州連合での基準見直しや策定にも、基礎データとして使用される。穀類、ナッツ類、幼児用食品を含む13種類の食品について354の事業所から542のサンプルを採取して分析した。
1.EUの含有量基準超過は16件で、その内訳は下記のとおり。
(1)アフラトキシン含有量基準超過3件
-ピスタチオ2件:アフラトキシンB1(12 及び 42 μg/kg)、総アフラトキシン(14 及び46 μg/kg)
-ピーマン1件:アフラトキシンB1(20 μg/kg)、総アフラトキシン(21 μg/kg)
(2)パツリン含有量基準超過13件
-リンゴジュース6件(62から 1547 μg/kg)、
-リンゴ酒ベースの食前酒1件(823 μg/kg)、
-ポモー[カルヴァドスと林檎ジュースを混合した食前酒]5件(67 から 506 μg/kg)、
-リンゴ酒1件(74 μg/kg)、
これらの含有量基準超過の件については、メーカーに対して勧告・指導が行なわれた。
2.基準はないが、マイコトキシンが検出され、健康リスクの懸念があるもの(non satisfaisants)は4件で、その内訳は:
-乾燥イチジク2件(オクラトキシンA:22.6 及び 28.6 μg/kg)
-ピーマン1件(オクラトキシンA:54 μg/kg)
-とうもろこし粉末1件(フモニシン [B1+B2]:2200 μg/kg)
これらについて規定は無いが、EUで検討している汚染レベル、または、これらの食品の通常の汚染レベルに比べて高く、健康リスクの懸念があるものである。これらの事業者には汚染リスクを周知させ、適切な措置をとるよう指導し、今後、フォローアップを行なう。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス経済財政産業省(MINEFI)
情報源(報道) フランス経済・財政・産業省(MINEFI)
URL http://www.minefi.gouv.fr/directions_services/dgccrf/securite/produits_alimentaires/controles_alimentaires/2007/mycotixines.htm
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