食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02220320208
タイトル 豪州・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)、妊婦のアルコール飲料摂取のリスクに対する注意表示に関しファクトシートを公表
資料日付 2007年12月12日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  豪州・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)は、NZアルコール諮問委員会から妊婦のアルコール飲料摂取のリスクに関し注意喚起表示を義務化するよう要請を受け、2007年12月12日、「アルコール飲料に妊婦の健康注意表示」と題する第一次評価報告書を取りまとめ、2008年2月6日までの8週間に亘る意見募集を開始した。また、当該報告書について以下7項目のファクトシートを作成し、公表した。
1.NZアルコール諮問委員会が表示義務化を要請した理由は何か。
 妊婦のアルコール摂取が「胎児性アルコール・スペクトラム障害(FASD)」の発生と関連する可能性が指摘されており、同諮問委員会としては、アルコール飲料容器への注意喚起表示義務化によりリスクに対する意識の向上に繋がると考えている。
2.妊婦のアルコール摂取に関する豪州並びにニュージーランド政府の対応は如何。
 現行の2001年オーストラリア・アルコール・ガイドラインでは、妊娠中あるいは妊娠予定の女性は、全面的に飲酒を控えるか、または飲酒する場合には、1週間に7杯以下もしくは1日に2杯以下にすべきであるとしている。
 国立健康・医学研究協議会(National Health and Medical Research Counil:NHMRC)は、今年初めに同ガイドラインの見直しを開始し、10月3日に飲酒をしないことが最善の選択肢であるとする改定案を公表した。FSANZとしては、基準コード改定申請の評価に際し当該改定案を検討する意向である。
 他方、ニュージーランド保健省は、妊婦は飲酒しないことが最善であると勧告している。
3.食品基準コードの改正はニュージーランドだけが対象となるか。
 基準コードが改正され、アルコール飲料の容器に妊婦のリスク注意喚起の表示を行うことが義務付けられる場合には、豪州並びにニュージーランド両国で適用される。
4.FSANZとしては、食品基準コードの改正が必要と判断される場合、どのような変更を行うか。
 胎児の発育に対し母親の低量のアルコール飲料摂取が如何なる影響を及ぼすか、FASDの発生に関する情報、豪州並びにNZ両国における出産年齢の女性及び妊娠の飲酒習慣様式さらに胎児に対する飲酒リスクの認識について評価を行う予定である。リスクに関し更に告知する必要があることが判明すれば、表示義務化の必要性を検討する。
5.FSANZは、決定を下すまでにどのくらいの時間を要するか。
 第一次評価報告書の公表後、12ヶ月以内に食品基準コード改定申請の評価を完了するよう求められている。
6.アルコール摂取及び妊娠に関する追加情報はどのように入手出来るか。
 開業医或いは健康アドバイサーに相談すべきである。
7.FSANZの評価手続きに関心がある場合、コメントをする方法は如何。
 FSANZのウエブサイト上に掲載されているので直接アクセスして、指示に従い意見表明が可能である。
 報告書全文(41ページ)は、以下のURLから入手可能。
http://www.foodstandards.gov.au/_srcfiles/A576_IAR_Alcohol_labelling_FINAL.pdf
地域 大洋州
国・地方 豪州
情報源(公的機関) 豪州・NZ食品安全庁(FSANZ)
情報源(報道) FSANZ
URL http://www.foodstandards.gov.au/newsroom/factsheets/factsheets2007/pregnancyhealthadvis3788.cfm
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