食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02180190330
タイトル 英国健康保護局(HPA)、感染症情報(Health Protection Report)第1巻45号を公表
資料日付 2007年11月9日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  英国健康保護局(HPA)は、11月9日、イングランド及びウェールズにおける食中毒及び感染症情報(Health Protection Report)第1巻45号を公表した。今号の概要は以下のとおり。
1. 2007年第41~44週に複数ヵ所での発症例(General outbreak)として報告された食中毒
(1) グレーター・マンチェスター(Greater Manchester)地域のレストランにおいて食中毒により6名が発症し、2名が陽性と診断された。S. Enteritidis PT8が検出されたが、食中毒の原因食品は不明。
(2) イースト・ミッドランズ・ノース(East Midlands North)地域の小売店で食中毒により7名が発症した。S. Enteritidis PT 14Bが検出されたが、原因は不明。
(3) カウンティ・ダーラム・エンド・ティース (Country Durham & Tees) 地域の小売店で食中毒により20名が発症し、7名が陽性と診断された。S. Typhimurium U313が検出された。原因については不明。
(4) サウス・イースト・ロンドン(South East London)地域のカフェで食中毒により2名が発症した。S. Enteritidis PT8が検出された。原因食品は不明。
(5) サウス・イースト・ロンドン(South East London)地域のレストランで食中毒により6名が発症した。S. Enteritidisが検出された。原因食品は不明。
2. 9月にHPAにおいて記録されたイングランド及びウェールズでのサルモネラ属菌感染症
 症例の総計は1
,422件で、その血清型は、S. Enteritidis (PT4)が232件、S. Enteritidis (other PTs)が651件、S. Typhimuriumが175件、S. Virchowが39件、その他が325件であった。
3. イングランド及びウェールズにおいて2007年第41~44週の期間に報告された一般腸内細菌感染症
 細菌別に見るとカンピロバクターによる症例が最多で2
,835件、2番目がサルモネラ属菌によるもので882件、3番目がクリプトスポリジウム症によるもので228件、次いでジアルジア属によるものが219件、以下ノロウイルスが171件、ロタウイルスが70件、ソンネ赤痢菌によるものが42件と続いている。
 2007年第1~44週の累計は、カンピロバクターが42
,327件で2006年同期の40
,781件から大幅に増加している。また、ノロウイルス(2007年が3
,974件、2006年が3
,830件)及びソンネ赤痢菌(2007年が848件、2006年557件)も前年同期から若干増加した。他方、サルモネラ属菌については、2007年が10
,025件で前年同期の10
,537件から減少した。また、ロタウイルス(2007年が12
,338件、2006年が13
,032件)、クリプトスポリジウム症(2007年が2
,460件、2006年が3
,030件)及びジアルジア属(2007年が2
,427件、2006年が2
,495件)についてもそれぞれ前年同期と比較し減少している。
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国健康保護局(HPA)
情報源(報道) Health Protection Agency
URL http://www.hpa.org.uk/hpr/archives/2007/hpr4507.pdf
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