食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01660340188
タイトル フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、植物ステロールエステルを強化したスプレッド用脂質食品へのビタミンB6、B9及びB12強化に関する評価意見書
資料日付 2006年9月29日
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概要(記事)  フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、植物ステロールエステルを強化したスプレッド用脂質食品にビタミンB6、B9及びB12を強化することについて、競争消費不正抑止総局から評価を依頼され、その答申として2006年9月29日付意見書(4ページ)を公表した。
 今般の申請対象は、植物ステロールを強化し、ビタミンA及びビタミンEを一定量含有する低脂質食品(35%)にビタミンB6、B9及びB12を強化することに関する評価である。申請者は既に潜在的心血管リスクを有する高コレステロール血症の集団を対象に血中コレステロール値の低減を目的とした植物ステロール強化のスプレッド用低脂質食品を商品化している。
 今般のビタミンB強化の目的は、心血管疾患の危険因子と特定された血漿ホモシステインの低減によって一層包括的に心血管疾患を予防することである。提案された強化量は、ビタミンB6が5mg/100g、ビタミンB9が1mg/100g、ビタミンB12が5μg/100gであり、製品の推奨摂取量は1日当たり10gのかたまりを2~3個とされている。
 申請者は、ビタミンB強化について、表示での明示及び販売名称以外には特別な強調表示を使用する意図はないとしている。
 提案された強化について、栄養上の利点及びその無害性に関するデータを検討した結果、次の3点の結論に到達した。
①植物ステロールを強化した低脂質のマーガリンにビタミンB6、B9及びB12を強化すると、LDLコレステロール値が高く心血管リスクが高い患者のホモシステイン値は低減する。
②多くの疫学研究のデータで心血管リスクとホモシステイン値には正の相関関係があることが示唆されてはいるが、この3種のビタミンBの補充によるホモシステイン値の低減が心血管疾患及び脳血管疾患の罹患率及び死亡率の低減に有効であることを証明するような対照試験のデータは今日にいたるまで存在しない。無作為抽出の臨床試験の結果が待たれる。
③申請者が提案する強化により当該ビタミンの総摂取量は推奨摂取量を上回ることになるが、対象集団及び一般集団に特別なリスクとはならない。しかしながら、申請者はマーガリンへの当該ビタミンの実質的な添加量を確かめるための検証方法について詳細を提示することが望ましい。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
URL http://www.afssa.fr/Ftp/Afssa/38098-38099.pdf
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