食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06210510105
タイトル 米国食品医薬品庁(FDA)、有毒性のキバナキョウチクトウが代用されている特定のサプリメント製品の警告を拡張(2024年1月)
資料日付 2024年1月26日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国食品医薬品庁(FDA)は1月、有毒性のキバナキョウチクトウ(yellow oleander)が代用されている特定のサプリメント製品についての警告を拡張した。概要は以下のとおり。
・何が問題か
 FDAの分析により、テホコテ(Tejocote、Crataegus mexicana(バラ科サンザシ属))の根あるいはブラジルシード(Brazil seed)と表示されている特定のダイエタリーサプリメントは、メキシコ及び中央アメリカ原産の有毒植物で、公衆衛生当局に懸念されている有毒物質であるキバナキョウチクトウ(Thevetia peruviana)で代用されていることが検査で確認されたため、異物混入のため不良である(adulterated)と判断された。言い換えれば、テホコテあるいはブラジルシードと表示されている検査された製品は、実際には有毒なキバナキョウチクトウであるということである。
・検査された製品
 2024年1月26日の時点で、FDAはリストに掲載した製品18検体を検査し、それらにキバナキョウチクトウが含まれていることを確認した(リストには、販売会社、ブランド名、購入先ウェブサイト名、製品包装の外観の写真が掲載されている)。
・消費者への推奨事項
 FDAは消費者に対し、これらの製品の使用を中止し、廃棄するよう勧告している。
・当該問題の概要及び範囲
 2023年9月、米国疾病管理予防センター(CDC)は、複数のテホコテの根の製品が有毒性のキバナキョウチクトウで代用されていることが判明したという報告書を発表した。この報告に基づいて、FDAは追加のテホコテの根の製品をサンプリングして検査するための調査を開始した。2024年1月26日の時点で、FDAはリストに掲載した製品の代表的な18検体を検査し、それらの検体にキバナキョウチクトウが含まれていることを確認した。
 これまでのFDAのサンプリング及び検査の結果に基づいて、FDAはまた、テホコテの根として販売されている他の製品(Crataegus mexicana、Raiz de Tejocote、Mexican Hawthorn等の別名を含む)にキバナキョウチクトウが含まれている可能性があることも懸念している。キバナキョウチクトウを摂取すると、健康に重大な有害影響を及ぼし、場合によっては死に至る可能性がある。
・措置
 FDAは、これらの製品を販売している第三者プラットフォーム(訳注: オンラインショッピングサイト運営事業者等)と積極的に連携している。FDAの調査は進行中であり、FDAは更なる措置についての情報が得られ次第、引き続き提供する予定である。
 2023年9月にCDCから公表された、キバナキョウチクトウの含有が確認されたサプリメントに関する報告書の情報は、以下のURLから入手可能。
https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/72/wr/mm7237a3.htm
https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06130460104
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/食品医薬品庁(FDA)
情報源(報道) 米国食品医薬品庁(FDA)
URL https://www.fda.gov/food/alerts-advisories-safety-information/fda-issues-warning-about-certain-supplements-substituted-toxic-yellow-oleander-january-2024