食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06210111314 |
タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、食品中の燻製香料とその健康リスクに関するFAQ更新版を公表 (後半2/2) |
資料日付 | 2024年1月31日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | (前半の内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06210110314) Q6: 2023年の健康リスク評価の結果が、約10年前の最初の評価の結果と異なったのはなぜか? A6: その間に遺伝毒性の評価に関するEFSAの勧告が出されている。例えば、当時はまだ一般的であった特定のin vivo試験法(in vivo UDS試験(訳注 不定期DNA合成試験))は、現在では十分に意味があるとは考えられていない。代わりに、現在では、UDS試験よりも感度の高い他の方法(例: in vivo コメットアッセイ(comet assay)) が使用されている。当時そのような検査の実施にあたっての国際的に調和のとれた勧告(OECDテストガイドライン)はなかった。さらに、今では混合物の遺伝毒性評価に関するEFSA勧告と、燻製香料の評価に関する新しいEFSAガイドラインがあり、これに従って、最初に、一次生成物の組成を化学分析方法を使用して可能な限り検査する必要がある。そして、特定された物質の遺伝毒性の可能性を評価する必要がある。混合物中にin vivoで遺伝毒性があることが知られている物質が含まれている場合、遺伝毒性に関する懸念は混合物にも適用される。 一次生成物の化学組成に関する新たな知見に基づき、これらのEFSAガイドラインを適用した後の評価結果は、現在では10年前のものとは異なっている。 Q7: 2023年の現在の評価結果は何を意味するか? A7: DNA反応性があり、in vivoでゲノムに損傷を与える物質は、がんや遺伝性疾患を引き起こす可能性がある。EFSAは、そのような物質に対して安全な濃度を定義することはできないと強調した。原則として、そのような物質へのばく露による健康リスクは増加する。しかし、そのような病気の発生率がどの程度であるか、または発生する可能性がどの程度高いのかを正確に判断することは困難である。これは特に、燻製香料製造のための一次生成物など、未同定の成分が関連する割合で含まれる複雑な混合物に当てはまる。 Q8: EFSAによる再評価のその後には何が起こるのか? A8: EFSAはEUにおけるリスク評価と情報伝達を担当している。評価された燻製香料の認可を更新するかどうかを決定することはできない。むしろ、その任務は、物質の科学的評価をリスク管理担当機関に伝達し、リスク管理決定の基礎を作ることである。現在のEFSAの意見を考慮して、燻製香料製造のための8種類の一次生成物の認可を更新するかどうか、する場合にはどのような条件で更新するかを決定するのは、リスク管理(欧州委員会と加盟国の代表)の責任である。 Q9: 消費者が食品を介して摂取する燻製香料の一次生成物の平均量はどのように決定されるのか? A9: (略) Q10: 消費者にできることは? A10: (略) |
地域 | 欧州 |
国・地方 | ドイツ |
情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
情報源(報道) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
URL | https://www.bfr.bund.de/de/raucharomen_in_lebensmitteln-200385.html |