評価書詳細

項目 内容 添付資料ファイル
評価案件ID kya20130820300 -
評価品目名 レア スウィート -
評価品目分類 新開発食品 -
用途 特定保健用食品 -
評価要請機関 消費者庁 -
評価要請文書受理日 2013年8月20日
評価要請の根拠規定 食品安全基本法第24条第3項及び健康増進法に規定する特別用途表示の許可等に関する内閣府令第4条第1項 -
評価目的 特定保健用食品の表示許可を行うに当たっての食品健康影響評価 -
評価目的の具体的内容 - -
評価結果通知日 2016年2月23日 -
評価結果の要約 本食品の一日摂取目安量の摂取によるLDL-Cの上昇を否定することはできなかった。LDL-Cは日常の食生活の変動等で変化することもあり、LDL-Cの上昇は直ちに健康に影響を与えるものではないと考えられ、脂質異常症ではなくかつ糖尿病・高血圧・喫煙等の冠動脈疾患リスクのない人が本食品を一日摂取目安量摂取した場合は安全上のリスクは低いと考えられる。しかし、脂質異常症や冠動脈疾患リスクの程度がどの範囲の人ならば安全に摂取できるかについて検討するためのデータは示されておらず、その範囲を示すことはできない。さらに、本食品摂取によるLDL-C上昇に関する情報が全ての医療機関関係者に認識されることは容易ではなく、本食品を摂取した人に対し、治療が適切に行われない可能性がある。そのため、特に高LDL-C血症及び境界域高LDL-C血症の人は、本食品の摂取に注意が必要であると考えられる。また、本食品の過剰摂取は避けるべきである。

以上のことから、本食品の特定保健用食品としての安全性を確保するためには、少なくとも次の事項について、使用者への情報提供の徹底が必須であると判断した。
(1)本食品を摂取した場合にLDL-Cが上昇する可能性があり、特に、高LDL-C血症及び境界域高LDL-C血症の人は注意すべきこと。
(2)本食品の一日摂取目安量を守り、過剰摂取は行わないこと。
(3)D-プシコースを原材料として含む他の食品との併用は避けること。

なお、本食品は血糖値に影響するとされている食品であることから「特定保健用食品個別製品ごとの安全性評価等の考え方について」(平成19年5月10日付け食品安全委員会決定)の2の(2)に規定する対応方針に基づく対応が必要であり、事業者は、健康被害情報の収集・情報提供に努めるとともに、治療を受けている者等が摂取する際には、医師等に相談することの注意喚起表示を行うことが必要と判断した。
評価結果の要約補足 - -