研究情報詳細
| 評価案件ID | cho99920242301 |
| 評価案件 | 食品関連化学物質のリスク評価におけるリードアクロス手法の適用と信頼性評価に関する研究(課題番号:JPCAFSC20232301) |
| 資料日付 | 2025年3月31日 |
| 分類1 | --未選択-- |
| 分類2 | --未選択-- |
| 事業概要 | 国際機関や各国規制機関によるガイダンス文書を調査し、OECD、米国環境保護庁、欧州化学機関のリードアクロスガイダンスやフレームワークを基に手順や不確実性評価法を整理した。 リードアクロス活用事例を解析し、特にリードアクロスの仮説、物質の類似性の考え方、正当化について整理した。また食品健康影響評価でリードアクロスが適用可能又は必要な分野を挙げた。 リードアクロス関連技術NAM(新たなアプローチによる評価法)の調査と開発を行った。腸管吸収性を表すCaco-2透過性のin silico予測モデルとin vitro試験に動物試験の無毒性量との相関が見られ、そのトキシコキネティクス(TK)関連NAMとしての有用性を示した。 またトキシコダイナミクス(TD)関連NAMとして、神経毒性機序と関連するアセチルコリンエステラーゼ(AChE)阻害活性のin silico予測モデルを構築した。またin vitro AChE阻害活性と最小毒性量との定量的な関係性を示した。 本研究で構築した各種NAMを活用しAChE阻害活性を対象にリードアクロスのケーススタディを行い、留意点を整理した。 上記の成果を統合し、食品健康影響評価におけるリードアクロスの必要性と適用可能範囲、実施の際の前提や標準的要素を考察し、実施者と評価者の両視点を意識し手順と留意点、不確実性要素とその評価法を提案する文書を作成した。 (注)この報告書は、食品安全委員会の委託研究事業の成果について取りまとめたものです。 本報告書で述べられている見解及び結論は研究者個人のものであり、食品安全委員会としての見解を示すものではありません。 |
| 事業名 | 食品健康影響評価技術研究 |
| 実施機関 | 食品安全委員会 |
| 添付資料ファイル |