研究情報詳細

評価案件ID cho99920070608
評価案件 双方向情報交換実験によるIT活用型リスクコミュ二ケーション手法に関する研究(研究課題番号0608)
資料日付 2008年3月31日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
事業概要 [主任研究者]所属:東京大学大学院農学生命科学研究科/氏名:中嶋康博
IT型リスクコミュニケーションの可能性を検討するため、IT(情報技術)を利用した情報提供が消費者の商品選択に与える影響を多角的に評価した。携帯電話の利用を前提に分析を行った。定量的な評価では、選択実験手法による支払意思額の計測ならびに一対比較法を用いた。通常の郵送型だけでなく、携帯電話を利用したアンケートも実施した。WEB上でアンケートに答える形式の実験を行い、そこでWEBテキストや画像情報も利用した。農薬、食品添加物、BSE措置などの様々な食品リスクを対象に意識調査を行ったが、情報を提供した前後での回答者の意見の変化が、支払意思額もしくは相対比較の順位指標を利用して定量的に確認された。IT型情報提供の場合、利用者がある程度自発的に情報を取りに行く行動が必要になるが、被験者によっては、IT機器への忌避感から、情報閲覧コストが情報の価値を上回ってしまう場合のあることが明らかになった。

(注)この報告書は、食品安全委員会の委託研究事業の成果について取りまとめたものです。
   本報告書で述べられている見解及び結論は研究者個人のものであり、食品安全委員会としての見解を示すものではありません。
事業名 食品健康影響評価技術研究
実施機関 食品安全委員会
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