Q&A詳細

評価案件ID mob07018000053
タイトル 口蹄疫について ①
公表日 2010年10月20日
問い合わせ・意見 口蹄疫発生後、国や宮崎県、マスコミ等で、口蹄疫の特徴と人体への影響、さらに市場にある肉は安全であることをしっかり報道していると思う。ただ、生産農家や牛・豚肉加工業者が大きな打撃を受けており、今後の供給への影響が懸念される。
問い合わせ・意見分類 その他
コメント元 食品安全委員会
コメント (平成22年7月分)
食品安全委員会では、宮崎における口蹄疫の発生直後から、ホームページに情報を掲載し、口蹄疫は、感染した家畜の肉を食べたり牛乳を飲んだりすることで人に感染する病気ではないことを、お知らせしてきました。
ウイルスにはそれぞれ感染しやすい動物があり、口蹄疫ウイルスは、牛や豚など偶蹄類の動物に感染しやすいウイルスです。インフルエンザウイルスのように、もともと幅広い動物種に感染しやすい性質を持っているウイルスもありますが、口蹄疫ウイルスは異なります。
口蹄疫ウイルスは、主に動物の呼吸器から体内に入って感染を起こします。また、口蹄疫ウイルスは酸にもアルカリにも弱いので、感染した家畜の肉等を食べても胃酸で容易に壊され、感染は起きません。
口蹄疫ウイルスに人が感染したという報告はありますが、極めて濃厚にウイルスに接したごくまれな例に限られ、通常の生活の中で人が感染することはありません。2001年のイギリスで、口蹄疫によって約650万頭の家畜が殺処分されたとき、口に水疱ができるなどの症状が出たとして21名の人が検査を受けましたが、全員、口蹄疫の感染は否定されました。
今後とも、皆様に冷静に対応していただくために、よりわかりやすい情報の提供に努めてまいります。
〔参考〕
○食品安全委員会
「宮崎県における口蹄疫の発生について」(平成22年4月20日作成、平成22年9月30日更新)
http://www.fsc.go.jp/sonota/kouteieki_220420.pdf
コメント元 農林水産省
コメント (平成22年5月分)
口蹄疫への対応については、政府は、専門家の意見を踏まえた防疫措置とともに、発生農家の経営再開支援などを実施しています。
また、宮崎県下における口蹄疫の発生により、疑似患畜の処分などを行っていますが、生産量や国内在庫は十分確保されていることから、現時点では、国民の方々への食肉供給が滞ることはないものと考えています。
しかしながら、宮崎県は畜産の一大産地でもあり、食肉供給への影響を与えないため、宮崎県下の早期の清浄化と畜産農家の経営再建に引き続き全力を尽くしてまいります。
なお、口蹄疫は、牛、豚等の偶蹄類の動物がかかる病気ですが、他の地域に口蹄疫を拡げないよう、発生農場の家畜は殺処分するとともに、周辺地域の牛や豚の移動を制限しており、口蹄疫にかかった家畜の肉や乳が市場に出回ることはありません。
農林水産省のホームページに「口蹄疫について知りたい方へ(口蹄疫Q&A)」を掲載していますのでご覧下さい。
〔参考〕
○農林水産省
「口蹄疫について知りたい方へ」
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_fmd/syh_siritai.html

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