Q&A詳細
評価案件ID | mob07016000012 |
タイトル | 水道水の消毒のための塩素について |
公表日 | 2007年10月26日 |
問い合わせ・意見 | 水道水の消毒のために入れている塩素が、健康を害するトリハロメタンを生成すると聞き、不安を感じている。 |
問い合わせ・意見分類 | 食品衛生関係 |
コメント元 | 厚生労働省 |
コメント | (平成17年2月分) 御指摘のトリハロメタン等の消毒副生成物については、平成4年の水質基準改正により、水質基準項目に加えられ、現在、クロロホルム、ブロモジクロロメタン、ジブロモクロロメタン、ブロモホルムの4物質及び総トリハロメタン(前述の4物質の合計)について、水質基準に関する省令(平成15年5月30日厚生労働省令第101号)でそれぞれ基準値が設定されております。この基準値は、毒性評価を行い、ヒトが一生飲み続けても健康影響が現れない量として設定されています。 なお、IARC(国際がん研究所)によると、クロロホルムとブロモジクロロメタンは「ヒトの発がん性の可能性あり」と分類されており、さらにジブロモクロロメタン及びブロモホルムについては、発がん性は確認されていません。 近年の水道水でのこれらの物質の検出状況をみると、水道水質基準の10%未満であることが大半を占めており、水質基準値を超過する例はごく稀です。水質基準を超過した場合でも、浄水場において臨時に活性炭処理等を行うことにより、速やかに水質基準に合致するように対応されております。したがって、トリハロメタンについて、水道水により健康を害することはないと考えておりますが、今後とも水質管理の徹底が図られるよう、安全な水道水の供給に向けた取組を進めてまいりたいと考えています。 <!--PAUSE--> |
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