Q&A詳細
評価案件ID | mob07013000009 |
タイトル | 遺伝子組み換えトウモロコシの安全性について |
公表日 | 2009年3月31日 |
問い合わせ・意見 | ウイーン大学の教授が、マウスによる実験で、遺伝子組換えトウモロコシが生殖機能に悪影響をもたらすことが明らかになったと発表したと雑誌で読んだ。遺伝子組換えトウモロコシの安全性を再度確認し、危険性があるなら認可を取り消す必要があると思う。 |
問い合わせ・意見分類 | 遺伝子組換え食品等関係 |
コメント元 | 食品安全委員会 |
コメント | (平成21年1月分) 本動物試験に用いられた遺伝子組換えトウモロコシは、除草剤耐性及び害虫抵抗性が付与されたトウモロコシであり、我が国では2003年に安全性が確認されています。 平成20年11月にオーストリア政府により公表された本動物試験結果は、当該遺伝子組換えトウモロコシの安全性に疑問を呈する内容であったことから、食品安全委員会では、平成20年12月3日に開催された第66回遺伝子組換え食品等専門調査会において、本動物試験結果の内容について検討を行いました。その結果、現時点では明確な毒性が認められないと判断されました。また、引き続き関連情報を収集することとされています。審議の詳細については、以下のURLから御覧いただけます。 http://www.fsc.go.jp/senmon/idensi/i-dai66/index.html なお、海外のリスク評価機関(欧州食品安全機関(EFSA)及び豪州・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ))においても、本動物試験結果について検討が行われており、本動物試験における計算誤りや統計解析における欠陥があり、本動物試験結果からはいかなる結論も導き出すことはできないとされています。 <!--PAUSE--> |
コメント元 | 厚生労働省 |
コメント | (平成21年1月分) 遺伝子組換え食品については、我が国においては、食品として流通するためには、安全性審査を経る必要がありますが、御指摘の遺伝子組換えトウモロコシについては、2003年6月30日に安全性が確認されています。 御指摘の動物試験については、食品安全委員会の第66回遺伝子組換え食品専門調査会(平成20年12月3日開催)で検討され、現時点では明確な毒性が認められないと結論付けられ、引き続き情報を収集をするよう食品安全委員会事務局に指示されているところです。 厚生労働省しましても、関係府省と連携しながら、情報を収集し、科学的知見に基づいて対応することとしています。 <!--PAUSE--> |
コメント元 | 農林水産省 |
コメント | (平成21年1月分) 当該試験については、欧州食品安全機関(EFSA)が「計算誤りや統計解析における欠陥があり、いかなる結論も導けない」との見解を示しており、また、我が国の食品安全委員会も「動物試験結果について検討を行った結果、現時点では明確な毒性が認められない。」との見解を示しております。 農林水産省としては、今後も食品安全委員会及び厚生労働省と連携しながら、科学的知見に基づき、必要な対応を取ってまいります。 <!--PAUSE--> |
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