Q&A詳細
評価案件ID | mob07012000013 |
タイトル | スイセンの葉による食中毒の発生について |
公表日 | 2010年8月9日 |
問い合わせ・意見 | スイセンの葉を食べたことによる食中毒の報道があった。消費者は動物性と植物性の自然毒の存在を認識し、食べ物として安全か否かを確認する必要がある。周知されているフグやジャガイモ以外の自然毒はポスターや広報誌や公民館活動で、中毒予防を消費者に促す必要があると考える。 |
問い合わせ・意見分類 | かび毒・自然毒関係 |
コメント元 | 食品安全委員会 |
コメント | (平成22年5月分) 食品安全委員会では、食品の安全性の問題等について知識と理解を深めることが大切であると考えており、各地での講演等の機会に、じゃがいもに含まれる危害要因であるソラニンなどを例として、「食品にゼロリスクはない」ことを前提として、リスクをどのように考えていったらよいのかということを、リスクコミュニケーションの重要なメッセージの一つとしてお伝えしています。 このほか、食品安全委員会のホームページの「キッズボックス」のコーナーでは、食品に関する基本的な情報などをお子さんと一緒に考えてもらえるよう、イラストなどを用いて説明していますが、「食材は、自然のままなら安全なの?」では、じゃがいもや青梅等の身近な食材について、調理法によっては害になることを説明しています。 ご意見を受け、食品安全委員会のホームページにおいて、スイセンを含めた自然毒に関する情報提供について工夫することとします。 〔参考〕 ○食品安全委員会 「食材は、自然のままなら安全なの?」 http://www.fsc.go.jp/sonota/kids-box/kids8.pdf |
コメント元 | 厚生労働省 |
コメント | (平成22年5月分) 植物性食中毒については、通常食用としない園芸植物を食べることや食用植物に似ている有毒植物を誤って摂取することにより発生しています。有毒植物の鑑定には専門的な知識が必要ですので、素人判断による喫食は非常に危険です。 なお、厚生労働省ホームページにおいて、食中毒に関与する有毒植物の特徴や有毒成分等の情報について掲載し、植物性自然毒注意喚起を行っています。 また、各都道府県等や各保健所等においても、有毒植物に関する普及啓発や情報提供を行っていますので、各機関にお問い合わせ下さい。 〔参考〕 ○厚生労働省 「自然毒のリスクプロファイル」 http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/poison/index.html |
コメント元 | 農林水産省 |
コメント | (平成22年5月分) 農林水産省は、ホームページ「安全で健やかな食生活を送るために 知識があればこわくない!天然毒素」において、ジャガイモ、アジサイ等の天然毒素による中毒を予防するために役立つ情報提供を行っています。 ご意見を受け、上記ホームページにスイセンやその他の天然毒素を持つ動植物に関する情報も追加いたしました。 今後も、引き続き、安全で健やかな食生活を送るために役立つ情報を、ホームページなどを通じて提供してまいります。 〔参考〕 ○農林水産省 「安全で健やかな食生活を送るために 知識があればこわくない!天然毒素」 http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/foodpoisoning/naturaltoxin.html |
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