Q&A詳細
評価案件ID | mob07009000009 |
タイトル | 魚介類のダイオキシン汚染について |
公表日 | 2008年7月9日 |
問い合わせ・意見 | 近海魚から軽視できない濃度の臭素系ダイオキシンが検出されたと新聞報道にあった。健康に良いとされる鯖などからダイオキシン類が検出されたことに少なからずショックを受けている。早急に実態調査をし、結果を公表するなどの対応をしていただきたい。 |
問い合わせ・意見分類 | 化学物質・汚染物質関係 |
コメント元 | 厚生労働省 |
コメント | (平成20年4 ,5月分) ダイオキシン類につきましては、食品からの一日摂取量調査等を実施しており、ホームページ上で公表しているところです。平成18年度における平均的な食事からのダイオキシン類の一日摂取量は、1.04±0.47pgTEQ/kgbw/日(0.38~1.94pgTEQ/kgbw/日)と推定され、ダイオキシン類対策特別措置法に規定する耐容一日摂取量(4pgTEQ/kgbw/日)より低く、日本人の平均的な食生活において、耐容一日摂取量を超えていません。一部の食品を過度に摂取するのではなく、バランスのとれた食生活が重要であると考えます。 厚生労働省では、今後とも情報提供に努めてまいります。 注)pgTEQ:ダイオキシン類は、同族体と呼ばれる複数の化合物で存在し、それらの毒性が異なっているため、最も毒性の強いとされる2 ,3 ,7 ,8-TCDDという化合物を1とした係数を用いて同族体の重さ(pg:ピコグラム)を換算し、それらを足し合わせて表したものです。 詳しくは、http://www.env.go.jp/chemi/dioxin/pamph/2003.pdfを御覧下さい。 (参考) 厚生労働省ホームページ: 「平成18年度食品からのダイオキシン類一日摂取量調査等の調査結果について」http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/dioxin/sessyu06/index.html <!--PAUSE--> |
コメント元 | 農林水産省 |
コメント | (平成20年4 ,5月分) ダイオキシン類の主な発生源は、ごみの焼却施設ですが、そのほか製綱用電気炉や金属の精錬施設、さらには自動車排出ガスといった様々な施設から発生しています。ダイオキシン類は、主にものを燃やす際に発生し、ダイオキシン類を含む排ガスは排水を処理する施設で除去しきれなかった部分が大気や河川などの環境中に放出されます。ダイオキシン類は、環境中で分解されにくい物質であり、また、水に溶けにくい一方、脂肪などの油分には溶けやすいという性質を持っています。 環境中に放出された後は、大気中の粒子などに付着して地上に落下し、その後土壌や水に入り込んだり、河川などを経由して湖沼、海の底泥などに蓄積されるといった様々な経路を経て、ごく微量ですが、農畜水産物に取り込まれると考えられています。 平成11年に、ダイオキシン類による環境汚染の防止やその除去等による国民の健康保護を目的として「ダイオキシン類対策特別措置法」が成立し、この法律に基づき、特に、上記のようなダイオキシン類の発生源からの排出抑制対策が強力に進められました。その結果、我が国のダイオキシン類の排出量は着実に減少しています(平成18年現在、平成11年の排出量に比べて約90%減少)。 このような対策が講じられている中、農林水産省では平成11年以降、農畜水産物に含まれるダイオキシン類の濃度実態等を把握するため、コプラナーPCBを含むダイオキシン類について調査を実施し、その結果を当省ホームページで公表しています。 今後とも、農林水産省では農畜水産物中に含まれるダイオキシン類について必要な調査を行っていく予定です。 (参考) 農林水産省ウェブサイト 「平成18年度畜水産物に係るダイオキシン類の実態調査の結果について」 http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/tikusui/080125.html 「平成17年度農畜水産物に係るダイオキシン類の実態調査の結果について」 http://www.maff.go.jp/j/press/2006/20061027press_2.html <!--PAUSE--> |
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