食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06770470545
タイトル 英国健康安全保障庁(UKHSA)、ボツリヌス症に関する臨床及び公衆衛生管理についてのガイダンスを更新
資料日付 2026年7月28日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  英国健康安全保障庁(UKHSA)は7月28日、ボツリヌス症に関する臨床及び公衆衛生管理についてのガイダンスを更新した。概要は以下のとおり。
 本ガイダンスは、ボツリヌス症が疑われる患者を管理する医療従事者を対象としている。本ガイダンスでは、ボツリヌス症のさまざまな種類、その臨床症状、リスク要因、臨床管理に関する助言、並びに報告及び公衆衛生上の調査措置について要約している。
 ボツリヌス症は、強力な神経毒素であるボツリヌス神経毒素(BoNT)によって引き起こされ、稀にではあるが生命を脅かす可能性のある臨床症候群である。この毒素は、土壌、水、海洋堆積物に自然に存在する芽胞形成嫌気性細菌であるボツリヌス菌(Clostridium botulinum)によって産生される。
 ボツリヌス毒素へのばく露は、ボツリヌス菌の芽胞やボツリヌス毒素の摂取・注射、あるいは創傷からの細菌感染を通じて生じ得る。
 体内に取り込まれたボツリヌス毒素は、神経筋接合部へと運ばれ、そこで神経伝達物質であるアセチルコリンの放出を阻害し、神経筋麻痺を引き起こす。ボツリヌス症では、脳神経から始まり四肢へと下行する、特徴的な両側対称性の下行性弛緩性麻痺が生じる。
 ボツリヌス症は抗毒素で治療できるが、抗毒素は循環している毒素にのみ結合して中和し、神経筋接合部において既に結合している毒素には作用しない。つまり、抗毒素を投与しても、既に生じている症状を逆転させることはできない。
(中略)
1. 乳児ボツリヌス症(略)
2. 食餌性ボツリヌス症
 食餌性ボツリヌス症は、食品中にあらかじめ形成された毒素を摂取することで引き起こされる稀な疾患である。ボツリヌス菌芽胞は食品内で発芽し、増殖し、ボツリヌス毒素を産生する。この毒素を摂取すると、急性疾患を引き起こす。潜伏期間は数時間から8日間まで様々だが、通常は12時間から36時間以内である。
 食餌性ボツリヌス症は、汚染食品を他の人々が摂取する可能性があるため、公衆衛生上の緊急事態とみなされている。
(1)臨床的特徴(略)
(2)臨床管理(略)
(3)検査による診断(略)
(4)臨床検体(略)
(5)食品検体(略)
(6)リスク要因
 食餌性ボツリヌス症は通常、食品の加工や保存過程における不備により、ボツリヌス菌が食品内で増殖し、毒素を産生することで引き起こされる。ボツリヌス菌の芽胞は環境中に広く分布しており、食品中に存在することもあるが、酸素が不在であるなど特定の条件が必要であるため、通常は増殖することはできない。しかし、適切な条件が整えば、芽胞は発芽し、増殖して毒素を産生する。
 食餌性ボツリヌス症に関連する食品には、自家製保存食品、缶詰や瓶詰めの食品、油漬け食品、密閉容器に詰められた食品などがある。食餌性ボツリヌス症事例のほとんどは自家製保存食品によって引き起こされるが、市販の食品が関与した事例もまれに見られる。ボツリヌス神経毒素は熱に不安定であり、通常の加熱調理工程で破壊される。
3. 注射薬物使用に関連する創傷ボツリヌス症症例(省略)
4. 医原性ボツリヌス症(省略)
5. 報告及び公衆衛生調査(省略)
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国健康安全保障庁(UKHSA)
情報源(報道) 英国健康安全保障庁(UKHSA)
URL https://www.gov.uk/government/publications/botulism-clinical-and-public-health-management/botulism-clinical-and-public-health-management