食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06740730464 |
| タイトル | オーストリア保健・食品安全局(AGES)、マイコトキシンのモニタリング状況を公表 |
| 資料日付 | 2026年5月28日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | オーストリア保健・食品安全局(AGES)は5月28日、マイコトキシンのモニタリング状況を公表した。概要は以下のとおり。 マイコトキシンとは、かびによって産生される毒素の総称であり、それらは食品及び飼料中に含有される可能性があるため、その発生状況は厳格にモニタリングされている。 現在までに250種以上のかびが発見されており、それらは総計300種類を超える様々なマイコトキシンを産生する。しかしながら、そのうち飼料及び食品の実際の汚染を引き起こす可能性があるものは、アフラトキシン類、アルテルナリア毒素類、フザリウム毒素類、麦角アルカロイド類、オクラトキシン類、パツリン、シトリニンなど、ごく少数に限定される。 例えば、アフラトキシンには発がん性があり、さらに、遺伝子を損傷させる可能性がある。アフラトキシン含有量の高い食品を、一度限り、あるいは短期間にわたって摂取したとしても、健康被害が生じる可能性は低い。長期的な影響として、腎障害や肝硬変などの肝障害、並びに腎がん及び肝がんが発症する恐れがある。 《厳格な管理》 欧州連合においては、多様な食品群に含まれる特定のマイコトキシンに対して最大基準値が設定されており、生産者及び販売者はこれを遵守する義務を負っている。 食品については、公的検査の枠組みにおいて定期的にマイコトキシンの検査が行われている。特に、極めて感受性の高い集団である乳児及び幼児向けの食品については、重点的な優先活動の枠組みで検査が実施されている。最大基準値を超過した場合には、影響を受けた食品は直ちに市場から回収されなければならない。過去3年間において、約2,400件の食品検体(パン、穀類を主原料とする離乳食、カカオ、トウモロコシ及びトウモロコシ加工品、ナッツ類、果汁など)を対象に、マイコトキシンの調査が実施された。2023年に採取された検体(リガトーニ、ショートパスタの1種)1点から、最大基準値を超えるアフラトキシンB1が検出された。 飼料については、2020年以降、飼料の公的管理において約1,400の飼料検体もアフラトキシンB1について検査された。37件の検体からアフラトキシンB1が検出されたが、その全数値は法律で定められた最大基準濃度を下回っていた。それ以外のすべての検体からは、アフラトキシンB1は検出されなかった。 トウモロコシに関しては、主たる収穫の前に品質の初期の概況を把握するため、過去15年間にわたり農業会議所と共同で、トウモロコシ穀粒の収穫前のマイコトキシンのモニタリングを実施している。その過程において、アフラトキシン類についても検査を行っているが、これまでにアフラトキシンB1が検出された事例はない。 さらに、現在は気象データに基づいたマイコトキシン予測モデルを開発する研究プロジェクトに取組んでいる。本プロジェクトでは、マイコトキシン分析結果と気象データが組み合わされる。それに基づき、マイコトキシン汚染に関する早期予測を可能にするモデルが開発されている。これにより、適切な対策を適時に講じることが可能となる。 《気候変動の影響》 アスペルギルス属のかびは、古くからこの地域に存在してきた。1980年代以降、これらが好都合な気候条件下でアフラトキシン類を産生し得ることが知られていた。さらに、予測モデルによれば、気候変動に伴い、カビ類は年間3キロメートルの速度で極地方に向かって移動していると予測される。夏季の気温上昇に伴い、オーストリア産の食品及び飼料においてアフラトキシン類も検出される可能性が高まっている。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | オーストリア |
| 情報源(公的機関) | オーストリア保健・食品安全局(AGES) |
| 情報源(報道) | オーストリア保健・食品安全局(AGES) |
| URL | https://www.ages.at/ages/presse/news/detail/mykotoxine-in-lebensmitteln |