食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06740540294 |
| タイトル | 世界保健機関(WHO)、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及びリスク評価報告書(2026/4/1~5/8)を公表(鳥インフルエンザA(H5)ウイルス) |
| 資料日付 | 2026年5月8日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | 世界保健機関(WHO)は6月、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及びリスク評価報告書(2026/4/1~5/8)を公表した(7ページ)。鳥インフルエンザA(H5)ウイルスに関する概要は以下のとおり。 ・A(H5N1)、バングラデシュ 2026年4月23日、バングラデシュはSylhet管区の小児における鳥インフルエンザA(H5)感染の検査確定ヒト症例1例をWHOに通知した。患者は2026年3月27日に発熱及び咳嗽を発症し、3月28日に気管支肺炎を伴うはしかとの臨床診断を受け入院した。病院ベースのインフルエンザサーベイランスの一環として、3月29日に検体が採取され、4月20日にバングラデシュ国立疫学疾病予防調査研究所(IEDCR)が受領した。同日、リアルタイムRT-PCR検査により、当該検体のインフルエンザA(H5N1)陽性が確認された。患者は3月30日に退院した。特定された接触者の間で追加症例は報告されなかった。疫学調査により、家庭飼育の家きんへのばく露が確認された。 これは、2026年にバングラデシュで報告された2例目の鳥インフルエンザA(H5N1)検査確定ヒト症例である。 ・A(H5N1)、カンボジア 2026年4月22日、カンボジアはSvay Rieng州の併存疾患を有する66歳女性における鳥インフルエンザA(H5)感染の検査確定ヒト症例1例をWHOに通知した。当該患者は2026年4月15日に症状を発症し、4月16日に地区病院に入院し、翌日には州立病院に転院した。重症急性呼吸器感染症サーベイランスの一環として、4月17日に検体が採取され、4月21日に国立公衆衛生研究所が受領した。検体は同日、リアルタイムRT-PCRによりインフルエンザA(H5N1)陽性と判定され、その結果は4月22日にカンボジア・パスツール研究所により確認された。患者は4月22日に死亡した。特定された15名の接触者の間で追加症例は報告されなかった。疫学調査により、発症前に家庭飼育の病気及び死んだ鶏へのばく露が確認された。 2026年にカンボジアでは、致死例1例を含むA(H5N1)ウイルスによるヒト感染例が4例確認されている。2026年においても、カンボジアでは飼育鳥類においてインフルエンザA(H5N1)ウイルスが継続して検出されており、これにはヒト症例が検出された地域も含まれている。情報が入手可能なものについては、ヒト症例から得られたウイルスの遺伝子配列データは、最近の現地の動物のウイルスから得られた配列と高い一致率を示し、クレード2.3.2.1eのウイルスと同定されている。これら最近のヒト症例に関するこれまでの入手情報からは、A(H5N1)ウイルスのヒトからヒトへの伝播を示すものはない。 ・A(H5N1)、インド 2026年3月27日、インドは西ベンガル州の小児における鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルス感染の検査確定ヒト症例1例をWHOに通知した。患者は発熱及び咳嗽を発症し、3月19日に入院した。患者は3月23日に退院した。プネ(Pune)のインド医学研究評議会(ICMR)国立ウイルス学研究所における検査室検査にてインフルエンザA(H5N1)が確認された。ゲノム配列解析により、当該ウイルスはクレード2.3.2.1aに属し、2025年にバングラデシュ及びインドから報告された株と近縁であることが確認された。特定された接触者の間で追加症例は報告されなかった。疫学調査により、家きんへの間接的なばく露があった可能性が高いことが確認された。 これは2026年にインドで報告された最初の鳥インフルエンザA(H5N1)の検査確定ヒト症例である。 ・A(H5N6)、中国 2026年4月29日、中国は重慶市の共存疾患を有する55歳女性における鳥インフルエンザA(H5N6)ウイルス感染の検査確定ヒト症例1例をWHOに通知した。患者は2026年4月16日に症状を発症し、4月23日に重症肺炎で入院した。患者は2026年5月3日に死亡した。患者は発症前に家きんをと殺し、調理していた。患者の居住地の食品調理器具から採取された環境検体は、インフルエンザA(H5)陽性と判定された。患者の接触者の間で追加症例は検出されなかった。 本症例は、2024年以降初めて検出されたA(H5N6)ウイルス感染の検査確定ヒト症例である。 国際獣疫事務局(WOAH)への報告によると、アフリカ、アメリカ大陸、アジア及び欧州の野鳥及び飼育鳥類において、様々なインフルエンザA(H5)亜型のウイルスが継続的に検出されている。また、海生哺乳類や陸生哺乳類を含め、ヒト以外の哺乳類の感染も報告されている。HPAI A(H5)ウイルスに罹患した鳥類及び哺乳類種のリストは国際連合食糧農業機関(FAO)が保持している。 ・リスク評価 (1)鳥インフルエンザA(H5)ウイルス感染による更なるヒト症例の現在の世界的な公衆衛生上のリスクは? これまでのヒトの感染のほとんどは、例えば感染した家きん又は生きた家きん市場等の汚染された環境、また時には感染した哺乳類や汚染された環境との接触を通じてA(H5)ウイルスにばく露された人々で報告されている。ヒトが接触する動物や関連環境中で当該ウイルスが検出され続けている限り、このようなばく露に関連する更なるヒト症例の発生が予想されるが、それは稀である。更なる散発的な症例が検出されたとしても、公衆衛生上の影響はごく小さい。現在の全体的な世界的公衆衛生リスクは低い(low)。 (2)上述の事例に関連する鳥インフルエンザA(H5)ウイルスがヒトからヒトへ持続的に伝播する可能性は? 最近報告された鳥インフルエンザA(H5)ウイルスのヒト感染に関連した持続的なヒトからヒトへの伝播は確認されていない。2007年以降、A(H5N1)ウイルスのヒトからヒトへの伝播は報告されていないが、調査においてはギャップが存在する可能性がある。2007年以前では、医療従事者が関係したものも含む、ヒトにおける小規模なA(H5)ウイルス感染クラスターが報告され、これらにおいては限定的なヒトからヒトへの伝播は否定できなかったが、持続的なヒトからヒトへの伝播は報告されていない。 現在のエビデンスでは、これらの事例に関連するインフルエンザA(H5)ウイルスはヒト間での効率的な伝播能力を獲得していないことが示唆されている。 |
| 地域 | その他 |
| 国・地方 | その他 |
| 情報源(公的機関) | 世界保健機関(WHO) |
| 情報源(報道) | 世界保健機関(WHO) |
| URL | https://www.who.int/publications/m/item/influenza-at-the-human-animal-interface-summary-and-assessment--8-may-2026 |