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資料管理ID syu06740450295
タイトル 国際連合食糧農業機関(FAO)、食品媒介性薬剤耐性とヒト腸内マイクロバイオームがどのように相互作用し得るかを検討した新たな総説を紹介
資料日付 2026年6月2日
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概要(記事)  国際連合食糧農業機関(FAO)は6月2日、食品媒介性薬剤耐性とヒト腸内マイクロバイオームがどのように相互作用し得るかを検討した新たな総説を紹介した。概要は以下のとおり。
 FAOの農業食品システム・食品安全部門の研究チームは、学術誌Critical Reviews in Food Science and Nutritionにおいて、オープンアクセスの新たな総説を発表した。本総説は、薬剤耐性(AMR)がどのように拡散し得るかについての理解を深化させるとともに、AMRリスクの低減、及び公衆衛生、食料安全保障、持続可能な農業食品システムの保護を目的とした、研究上の優先課題、及びより効果的な介入策の特定を支援する。
 本総説では、食品媒介微生物、薬剤耐性遺伝子(ARGs)、その他の食品由来物質が、ヒト腸内マイクロバイオームにおけるAMR動態にどのように影響し得るかについての現在の知識をまとめている。
 AMRが、グローバルヘルス上の大きな課題となっているのは、ヒト・動物・植物における感染症の予防及び治療に用いられる薬剤の有効性を低下させるためである。耐性菌及びARGsは、食品及び食品生産環境から高頻度で検出されている一方、これらの微生物及び遺伝的要素が、食品摂取後のヒト腸内レジストームにどの程度まで寄与しているかについては、依然として重要な疑問が残されている。
 本総説では、ARGsがどのように腸内で生残・拡散し得るかについての理解を制限し続けている、重要な知識ギャップを特定している。食品を介して摂取される細菌の多くは、一過性のものであり、長期的な定着はしないものの、それでもなお、耐性遺伝子の腸内常在マイクロバイオームとのやり取り(exchange)に寄与する可能性はある。著者らは、微生物の組成及び存在量、遺伝的要素、抗菌性物質残留物、並びに消化管環境における微生物の生残を左右する条件など、ARGsの移行及び持続性に影響を与え得る複数の要因を検討している。
 本総説では、これらの知見をワンヘルス・アプローチの観点で捉え、ヒトの健康及び動物・植物・環境の衛生におけるつながり、並びに適正な規範、抗菌性物質の適正使用支援(antimicrobial stewardship)、サーベイランス、リスク評価による、フードチェーン全体における予防の必要性を浮き彫りにしている。
 しかしながら、入手可能なin vivoデータが限られていることから、知見を比較し、食品媒介AMRへのばく露が公衆衛生に及ぼす重要性を十分に評価することは困難となっている。
 これらの文献上のギャップを埋めることは、リスク評価アプローチの強化、及びエビデンスに基づいた低減戦略の支援に不可欠である。
 当該総説(Critical Reviews in Food Science and Nutrition(2026年5月25日電子版、doi: 10.1080/10408398.2026.2629533))は、以下のURLから閲覧可能。
https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/10408398.2026.2629533
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 国際連合食糧農業機関(FAO)
情報源(報道) 国際連合食糧農業機関(FAO)
URL https://www.fao.org/food-safety/news/detail/new-review-explores-how-foodborne-antimicrobial-resistance-may-interact-with-the-human-gut-microbiome/en